県内の感染症状況
最新の感染症の発生状況について
最新の感染症の発生状況は、
ノロウイルス等による感染性胃腸炎にご注意を!
下痢・嘔吐による脱水症状や寝たきり者の嘔吐物の誤飲など、生命に関わることもありますので、乳幼児・障害者・高齢者等の福祉施設では特に注意しましょう
ノロウイルスとは?
以前は小型球形ウイルス(SRSV)と呼ばれていました。感染力が強く、少量(50個~100個)でも発症するのが特徴です。乾燥に強く、アルコール、逆性石けんなどの殺菌剤が効きにくいので、十分な洗浄と加熱が必要です。主な症状は、吐気、嘔吐、下痢が主症状ですが、腹痛、頭痛、発熱、悪寒、筋痛、咽頭痛を伴うこともあります。潜伏期間は、1~3日といわれており、乳児から成人まで幅広く感染します。症状がなくなった後も3~7日間、長いときは1ヶ月程度、患者の便中に排出されるため、二次感染に注意が必要です。
予防
- トイレの後、調理をする際、食事の前は必ずよく手を洗いましょう。また、集団施設などでのタオルの共用は極力さけましょう。
- 食材の加熱は十分しましょう。特にカキなどの2枚貝を食べる時は、85~90℃で90秒間以上中心部までよく加熱しましょう。
- 調理器具類(まな板、包丁、ボール、ふきん等)の洗浄、消毒をしっかりしましょう。次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど)を200ppm溶液に5分間漬け込むか、同溶液をふきん等に浸して拭き、5分以上経過してから水道水で完全に洗い落とします。煮沸消毒する場合は、85~90℃で90秒間以上の加熱をします。
- 汚物の処理は二次感染に十分気をつけて行いましょう。床上のおう吐物や便などは、マスク、ゴム手袋を着用してからペーパータオルで覆い、消毒液(1000ppm)をかけて10分以上放置した後、新品のビニール袋を反転し手を中に入れて包み込んで取ります。その後、床も消毒液で拭きましょう。
- 『手洗い、うがいを励行し、日常的に清潔を保つことが重要です。』
関連情報
ノロウイルスによる感染症(感染性胃腸炎)に注意しましょう(県福祉保健部健康増進課)