トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 知事記者会見 > 知事臨時記者会見(令和2年3月26日木曜日)
ページID:94100更新日:2020年3月27日
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防災新館201,202会議室 16時00分から
発表事項 |
知事
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、県民の皆様にお願いしたい事がございます。
東京都におきましては、感染爆発の重要局面として、週末は不要不急の外出を控えるように呼びかけているところでございます。
つきましては、山梨県民の皆様の感染リスクを下げるとともに、東京都の感染拡大防止策に協力するため、東京方面への不要不急の外出を今週末は是非ともお控えいただくようお願いを申し上げます。
県民の皆様におかれましては、感染の拡大を防ぎ、生命と健康を守るために、換気が悪く、多くの人が密集し、近距離での会話や発声が行われるという3つの条件が同時に重なるような場を是非とも避ける行動をしていただきたくお願い申し上げます。
また、周囲の方にうつさないための咳エチケット、ご自身がうつらないための手洗いを徹底していただくよう改めてお願い申し上げます。
記者
自粛の範囲について、東京都に加えて県内での外出を自粛するということではないのでしょうか。
知事
東京方面への不要不急の外出をお控えいただくようお願いを申し上げます。
記者
週末というのは土曜日、日曜日という認識でよろしいでしょうか。
知事
はい、東京都と同様に土曜日と日曜日です。
記者
ひとまず今週末に限るということでしょうか。
知事
はい。
記者
状況によって来週以降にも継続することはあるのでしょうか。
知事
状況によります。
記者
小池都知事は、平日はテレワークなどの在宅勤務をするようにということも言っていますが、平日について県民の皆様に呼びかけることはありますか。
知事
当面は今週末ということでお願いをしております。
記者
今回の呼びかけを決めた理由の中に、小池都知事とのやりとりはありましたか。
知事
先ほど小池都知事と連絡をとりまして、東京都とは感染症対策に関して密接な協力関係にありますので、自らの事と併せて東京都の事も考えて協力をしますという話をしました。
記者
都知事から協力依頼があったということでしょうか。
知事
東京方面への外出の自粛という話は東京都からはありませんが、東京都の都民に対するリクエストがある状況を踏まえれば、都民の方が外出しない中で他県の人が行ったのでは何にもなりませんので、我々も十分協力しますということをお伝えしました。
記者
不要不急というのはどのような場合ですか。
知事
各人それぞれご事情がありますので、ご判断をいただければと思います。どうしても行かなければならない仕事もあると思いますし、どうしても親御さんや重要な友人に会わなければならないこともあると思いますので、そこは御自身で判断をしていただきたいと思います。ただ、本来であれば楽しみたい週末ではありますが、街に出てウインドウショッピングをしたり、花見をしたりということがあろうかとは思いますが、感染拡大防止のため今年は仕方がないということで、控えることができるのであれば是非控えていただきたいと思います。
記者
都知事との話では、都内での感染状況などを共有したということでしょうか。
知事
感染状況は報道を通じて存じておりますので、山梨県も週末の東京方面への不要不急の外出自粛を県民の皆様にお願いするということをお伝えしました。
記者
この後予定されているテレビ会議では、どのようなお話をするのでしょうか。
知事
新型コロナウイルス感染症問題は国境なく広がっていますが、県境も意味がないので、隣接する自治体が力を合わせてやっていくことが重要であるという認識と、会議を開いていただいた小池都知事のリーダーシップに敬意を表しますという話をしたいと思います。
記者
感染拡大が越境してくることを防ぐ方策を考えていますか。
知事
それが、この週末の東京方面への不要不急の外出をお控えくださいというリクエストです。
記者
それが最大の対策ということでしょうか。
知事
現時点ではそうです。
記者
他県では県内の移動自粛を求めているところもありますが、山梨県ではどうでしょうか。
知事
現時点では考えておりません。県内では4名の患者がいらっしゃいますが、感染経路は確認されています。感染経路が分からない感染者が増加している状況ではなく、外出の自粛要請は必要最小限であるべきだと思っておりますので、現時点では必要ないのではないかと思います。
記者
先ほど金融機関に対して金融円滑化のための支援を要請されましたが、東京都が移動自粛を要請することによって、既に影響が出始めています。今回東京方面への不要不急の外出自粛をお願いすることによって、観光で成り立っている本県に更なる影響が出てくると思うのですが。
知事
ご指摘のとおりで、観光関連産業に携わる皆様が苦しんでいる中で、マイナスの影響を及ぼすお願いをしなければならないことは大変辛いことです。しかし、ここしばらくの期間がオーバーシュートの重大局面だということですので、東京都がオーバーシュートをすれば、その余波は更に長期的かつ大規模に山梨にも及んできますので、厳しい状況ではありますが、県民の皆様にお願いせざるを得ないと思っています。
記者
東京都では、オーバーシュートが起こった場合にロックダウンする事態も想定されていますが、それに備えて県では対策を検討しているのでしょうか。
知事
既に頭の体操を始めております。
記者
具体的に示すことができる段階ではないのでしょうか。
知事
まずはどのような影響が及びうるのか洗い出す作業をしています。それを受けて今後の対応を考えていくべきだと思います。
以上