トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 知事記者会見 > 知事記者会見(平成24年1月18日水曜日)
ページID:40645更新日:2023年1月20日
ここから本文です。
本館2階特別会議室 11時30分から 発表事項
発表事項以外の質疑応答 |
記者
昨日、民主党が「1票の格差」の是正について、「0増5減」と、比例代表の80削減を決めましたけれども、この結果についての感想と、山梨ではどのような要望をしたいかについてお話を伺えますか。
知事
最高裁が、今の衆議院の1票の格差2.3倍が違憲状態だと判決を下したわけですから、これは直さざるを得ないわけです。その際になるべく早く各党合意を得ようとすると、自民党の案をそのまま飲むのが一番早いということです。「0増5減」案、それから自民党は比例代表で80削減と言っておりませんけれども、そのような案をつくったのだろうと思います。それは1つの考えだとしても、いずれにしても判決にしたがって是正はしなければいけないので、やむを得ないことだと思います。その結果として、本県が1人減ることは残念なことでありますけれども、最高裁の判決がある以上はやむを得ないことだと思っております。
具体の区割りについては、(山梨県の小選挙区の定数)2人となると、分け方は難しくて、皆さん方、少しお考えになるとすぐに分かることですけれども、本当は山梨県を2人とすると東と西にスパッと分けられれば一番良いのですけれども、甲府市をどちらに入れるかによって人口バランスがどうしてもうまく行かないということがありますから、なかなか区割りの仕方は難しいだろうなと感じがいたします。県として、今の段階でどうして欲しいというものがあるわけではありませんけれども、かなり入り組んだ区割りになるのではないかと感じがします。いずれにしてもできるだけ住民の生活圏などに配慮した区割りになるように、我々としてはお願いしたいと思っております。
記者
先日の内閣改造ですけれども、目玉は社会保障と税の一体改革の担当になった岡田副総理だと思うのですけれども、改造内閣の顔ぶれを見てのご感想をお願いします。
知事
岡田克也氏が(社会保障・税)一体改革担当の副総理になったのが、今回の改造の特徴であることの1点に尽きると思っております。岡田副総理は突破力がある人ですから、野田総理としては、岡田副総理の突破力に期待したということであり、一体改革、消費税の増税を不退転の決意で行う姿勢を示したのであろうと思っております。消費税増税はいつか行わなければならないことだと私も思っておりますから、是非実現するように私どもとしてはできれば与野党合意の上で早々に実現することを期待しております。
記者
衆院選の選挙制度改革で選挙区が1つ減ると本県を代表する国会議員が1人減る。県民の声を国政に届ける議員が1人減る可能性がありますけれども、そのことが与える影響について知事はどのようにお考えでしょうか。
知事
おっしゃるように、そういう意味では確かに山梨県民の考え方が国政に反映する程度がそれだけ少なくなるわけでありまして、残念なことだと思います。しかしながら、これは最高裁の判決がある以上はやむを得ないということでありまして、2人になっても3人であったときと同じように2人の方に頑張っていただくということしかないと思います。
記者
そろそろ予算編成も大詰めかと思いますが、予算編成として力を入れたいということがあればお伺いしたいと思います。
知事
おっしゃるように、もうほとんど検討が大詰めにきている段階です。1つは、いつも申し上げておりますように、大震災の教訓を踏まえて防災対策を強化するということで地域防災計画を改定したわけであります。防災対策については、来年度予算の大きな目玉として充実していかなければならないということは当然あります。
それからもう1つは、私の2期目に対応した第二期チャレンジ山梨行動計画をつくったわけであります。今回の平成24年度予算編成作業も第二期チャレンジ山梨行動計画の策定作業とほぼ同時に進めてきておりますから、第二期チャレンジ山梨行動計画に計上された施策を着実に推進していくということになろうかと思っております。新しい施策としては、いろいろとありますけれども、例えばドクターヘリであるとか、少人数学級制度であるとか、医療の関係で言えば通院加療型がんセンターであるとかいろいろとあります。いずれにしても第二期チャレンジ山梨行動計画を具体的に実行していくための予算というのが2番目の柱であります。
(以上)