トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 知事記者会見 > 知事記者会見(平成24年1月24日火曜日)
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本館2階特別会議室 11時30分から 発表事項
発表事項以外の質疑応答 |
記者
学校給食(食材)の放射線についての検査です。先日、甲府市が先行する形ではじめましたが、今のところの県として今後の計画、学校など検査の対象範囲といつの時点で予算措置するのか、それといつ頃検査を具体的にはじめる見通しなのか、お願いします。
知事
学校給食の(食材の放射線)検査は、県としては行っていかなければならないと考えております。さいわい文部科学省から学校給食の放射線検査のための機器、5台分の補助が得られることになりました。したがって2月補正予算にこれを計上して購入していくことになると思います。当然、検査を行う人員が必要でありますので5人程度の人員を臨時で手配したいと考えております。検査機器を早急に購入するわけでありますけれども、非常に生産が間に合わない状態で、注文してもすぐには手に入らない状態が続いているようでございますので、急いでも機器が入ってくるのは6月か7月頃になるだろうと思っております。
具体にどこにとはまだ決めていませんが、保健所に設置し、後は各小学校、中学校、高等学校あるいは幼稚園、保育園も含めまして、市町村とも相談しながら定期的に給食の食材についての検査を行っていき、そして公表することにしていきたいと思っております。
記者
市町村というのは、要するに県立以外の市町村立の小中学校も含めてですか。
知事
そのとおりです。
記者
金曜日に米倉山の太陽光発電所が操業開始されますけれども、それに当たって太陽光発電に対する期待ですとか、施設の期待と県の施策としての期待についてお聞かせください。
知事
ご案内のように、米倉山の太陽光発電所は1万キロワットの発電能力を持つ、臨海部にはもう少し大きいものがありますけれども、内陸部としては最大規模の太陽光発電施設であります。県として東京電力と協力して建設を進めてきたわけでありますが、ようやくご指摘のようにオープンという運びになって参りました。これは本県が日照時間日本一という有利な条件を生かして、クリーンエネルギー先進県を目指していきたいと思っているわけでありますけれども、そのシンボル的な施設になっていくものと思っております。
同時に「ゆめソーラー館やまなし」というPR施設を設置し、翌日にオープンするわけでありますが、これもいろいろ工夫を凝らして、今話題になっているいろいろな新しいクリーンエネルギーについて、できるだけ分かりやすくそのメカニズムを説明する展示館になっておりまして、これも当然のことながら子どもたちの遠足とか、そういうような形の場所にもなりましょうし、その他できるだけ大勢の県民の皆さんに見ていただきたいと思っているところであります。
いずれにしてもクリーンエネルギー先進県を目指していく上で、大変に大きなエポックメーキングの今回のオープンだと思っているところです。
記者
高度化資金の関係で、先日、債権売却に関する入札が行われたのですが、なかなか売却は難しいようで、どの辺に原因があると見ていらっしゃるのか、感想と今後の対応について知事の考えをお聞かせいただけますでしょうか。
知事
ご指摘のように、債権を譲渡するということで入札に掛けたわけであります。指名競争入札でありまして債権回収業者、いわゆるサービサーと言っておりますが、10社指名いたしましたけれども、8社が辞退して、2社が入札に参加いたしました。しかし、結果的に予定価格を上回らなかったために入札としては成立しなかったということであります。
その原因は、これは言うまでもなく、県としてはできるだけ不良債権を回収したいと思っておりますから、やや高めな予定価格を設定するわけでありますけれども、一方、サービサーの立場からみると(株式会社)整理回収機構(RCC)という日本一のサービサーが徹底的に回収努力をしたその後でありますから、もう回収できるものというのはそう多く残っていないという判断を恐らくそのサービサーはしていたと。その辺にこの価格での判断と言いましょうか、その差が現れてきているのであろうと思っております。入札が不調に終ったわけでございますから、やむを得ずこの予定価格を落としまして2回目の入札を行いたいと思っております。
記者
2回目の入札の時期の目途はどのくらいでしょうか。
商業振興金融課長
昨日、指名通知を発送いたしました。1月26日に開札の予定です。
(以上)