トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 知事記者会見 > 知事臨時記者会見(平成23年6月30日木曜日)
ページID:38020更新日:2023年1月20日
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本館2階特別会議室 13時から 発表事項 |
知事
このたび、6月27日付けで厚生労働省から各都道府県知事などに、放射性物質検査を充実するよう依頼がありました。
依頼通知におきましては、山梨県についても、出荷制限を指示された県、これは神奈川県がお茶で出荷制限をしたわけでありますが、その隣接自治体ということで、静岡県とともに、農産物の放射性物質の検査計画を立てて実施するよう要請されましたところであります。
これまで本県では、大気、降下物、水道水等について常時検査をして参りまして、異常が認められないということでありましたので、厚生労働省からの依頼で検査を実施したお茶以外については、県産農産物の検査を実施する必要性は低いと考えておりましたけれども、このたびの国の依頼を受けまして、県産農産物についても検査を実施することにいたしました。
なお、お茶につきましては、南部町の一番茶、二番茶の荒茶について各一点、現在検査しておりまして、今日夕方その結果が出ることになっております。
特に、モモについては、本県の農産物のうち最も生産量が多く、本格的な出荷がすぐ始まるということとか、あるいは生産者団体などとの調整を含めて、検査体制が整ったということでございますので、検査計画の最初の取り組みといたしまして、本日、県下の主要4JA管内から検体を採取して、検査機関にサンプルを送付することにしております。その結果は、明日の夕方ごろ判明する予定であります。
なお、モモ以外の県内生産量の多い主要な農産物等につきましても、各作物が市場に本格的に出荷されるタイミングなどを勘案して、地元の市町村や生産者団体等と調整した上で、検査体制が整ったものから順次実施していく予定であります。
お手元にもう一つ資料があります。今申し上げたことと同じことでありますけれども、ここにありますように真ん中から少し下にありますがモモの検査スケジュールは、日川白鳳についてJAフルーツ山梨、JAふえふき、JAこま野、JA梨北のそれぞれの各管内の採取地点で4点採取いたしまして、検査機関は厚生労働省横浜検疫所輸入食品・検疫検査センターであります。
以上でございます。
記者
モモ以外の主要な農産物についてですが、どういったところを想定されていらっしゃるのでしょうか。
知事
後はブドウです。ブドウについてはJAと相談しながら実施していくことになるだろうと思います。それ以外のものにつきましては、出荷のタイミングなどをみながら、JAなどと相談しながら逐次計画を立てて実施していくということにしたいと思っております。
記者
今のところ、モモとブドウということですか。
知事
モモはもちろんですが、ブドウも当然やらなければならない。それ以外について、今の段階で何をやるということは、もう少しJAなどと相談させていただいた上で決めたいと思っております。
記者
検査計画の策定をするということなのですが、知事としてはいつ頃までに必要だとお考えでしょうか。
知事
検査計画というのは、そんなに膨大な計画ではないのです。例えば山形県の例を見てみますと、毎週この検査計画をつくっています。何月何日はこういう検体をやる、何月何日はこういう検体をやる、どこで採取するという計画です。その計画に基づいて検体を採取して、そして検査して発表するということで、そのような計画を立てながら、逐次出荷のスケジュールに応じて、一番良いタイミングで主要な農産物について検査をずっと行っていくということになると思います。計画の中身はそういうものです。要は主要な農産物について逐次出荷のスケジュールを見ながらJAと相談しながら検査していくということであります。
記者
他県の例だと1週間とか2週間ごとにやっているようですけれども、どのくらいからその体制に山梨県も入っていきたいとお考えでしょうか。
知事
モモが終われば今度は次の段階へ来るということになると思います。具体的には出荷のスケジュールから言ってどうなのですか。
農業技術課長
まだ具体的にいつからということはないのですけれども。
知事
ブドウもまだ少し先ですか。
農業技術課長
ブドウはもっと先になります。品目によっては、もうそろそろ(出荷)できるのもありますけれども、いずれにしても団体等々との調整を踏まえましてなるべく早めにやっていきたいということです。
知事
そういうことです。
(以上)