ページID:55049更新日:2023年1月20日

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知事臨時記者会見(平成25年6月30日日曜日) 

ハイランドリゾート ホテル&スパ「富士の間A」

18時45分から

発表事項

※県勢概要御聴取後の東宮職との共同記者会見

会見の様子

 第28回国民文化祭・やまなし2013行啓にかかる共同記者会見

中村行啓主務官

改めまして今般行啓主務官を務めさせていただきました、東宮侍従の中村と申します。先ほど、ホテルにお戻りになられまして本日の殿下のご感想をいただいて参りましたので、ご披露させていただきます。

「2年ぶりに山梨県を訪問することができうれしく思います。第28回国民文化祭夏のステージが、全国各地及び海外から多くの参加者を迎えて開催したことをうれしく思います。この催しを通して、山梨県の特色ある文化が再認識されるとともに、全国各地に新しい文化が創造されていくことを願っています。

今日は、最初に横内山梨県知事さんから県勢の概要について話を伺い、山梨県が現在取り組んでいる諸施策について、理解を深めることができました。その後、富士湧水の里水族館を訪れましたが、回遊式の大きな水槽に珍しいチョウザメを含む様々な種類の淡水魚が泳いでいる様子や、よく整えられた学習コーナーが印象的でした。

また、クニマスも見ることができヒメマスと比較して見ると、とても似ていることが改めてよく分かり、興味深いものでした。その後、国民文化祭の夏のステージオープニングイベントに出席しましたが、山梨県の芸術文化を様々な面から取り上げ、趣向の凝らされた舞台だったと思います。国民文化祭・やまなし2013の成功を心から祈っています。多くの県民の皆さんに、温かく迎えていただき感謝いたします。」

以上でございます。

そして、1点横内知事さんからもお話があるかも知れませんが、県勢概要の最後に殿下より、妃殿下のお言葉として以下のことを横内知事さんを通じて山梨の皆様、それから国民文化祭関係者の皆様にお伝えになりましたので、それも読ませていただきます。

「今回の山梨県への訪問には、できれば殿下とご一緒したいと思い、楽しみにしておりましたが、この数日体調がすぐれず、お医者様と相談の上、残念ながら失礼することになりました。せっかくの機会をいただきましたのに、皆様のお気持ちにお応えすることができず、大変心苦しくまた残念に思っております。また改めまして山梨県を訪問できます日を楽しみにしたいと思います。そして、今回の国民文化祭・やまなし2013のご成功を心よりお祈りしております。」

以上でございます。

知事

私からは殿下がご到着になって、すぐに県勢の説明をさせていただきましたが、大変に熱心にお聞き取りいただくほか、ご質問もいくつもいただいて、予定の時間が6分オーバーするくらい、ご熱心にご処置を賜ったので恐縮をいたしております。

最初に、富士山が世界遺産になったことについて、「良かったですね。おめでとう。」とお祝いの言葉をいただきまして、「関係者は随分苦労されたでしょうね。」と労いの言葉をいただきました。そして、「入山料の問題などいろいろ課題があるようですね。」というお話もございましたので、私から世界遺産になったことに伴うこれからの課題、例えば登山者が非常に急増するという問題や、あるいは富士五湖周辺の開発に一定のコントロールをしなければならない、というような今後の課題についてご説明をさせていただきました。

その他に、エネルギー問題に関連して、「山梨県は小水力発電を一生懸命やっているようですね、これはかなり大きな電力になりますか」というようなお話もありました。私は、山梨県は非常に急流が多いですから、小水力の適地はたくさんあります。というのも、1つ1つの小水力発電は数キロワットという小さいものですから、太陽光発電に比べればそれほど大きな電力にはなりませんという話を申し上げました。

また、山梨県は新しい産業の振興が必要になっておりますと、申し上げたところ、「どんな産業を今考えておりますか。」と、私からもいろいろとインバウンド観光という観光の振興や、6次産業化した農業とか、いくつか説明いたしました。どういう産業を振興するつもりなのか、ということをお聞きいただきました。

それから、富士湧水の里水族館では淡水魚の水族館ということで、大変興味を持って熱心にご覧いただいたと、聞いております。エサは、いつどのようなものをやるのか、入館者数はどれくらいになるのか、いろいろご質問がありました。ブラウントラウトという魚を見て、「これはシューベルトの鱒ますのモデルになる魚ですね。イギリスで釣ったことがあります。」と言っておられた、と聞いております。

それから、夏のステージのオープニングセレモニーでは、お言葉を賜ると同時に祭典をご覧いただいたわけでありますけれども、お帰りの時に副知事に対しまして、「大変にすばらしく、楽しむことができました。」というお話でございました。私は隣で見ておりましたが、殿下が特にTHE BOOMの歌がかかると、大変楽しそうになっておりまして、手拍子で調子をとったり、机を手拍子で軽くたたいておられました。本当に楽しんでいただいているご様子でした。

なお、先ほど侍従から妃殿下のお言葉があったということを申し上げました。殿下の方から、妃殿下の希望として県民に伝えてくれるように、というお話でございました。私はお伺いをして、「皆さんの気持ちに答えられなくて、大変に心苦しくて残念です。」というお言葉がございまして、大変恐縮をいたしました。大変ご懇篤な言葉を賜ったことを、恐縮しております。殿下に対しましては、「妃殿下にはどうか、くれぐれもお体にお気をつけいただきたい」ということと、「この仕事のことなどは、そんなにご心配をしていただかなくても大丈夫ですから、どうかお体にお気をつけていただきたい」と申し上げました。かって3年ほど前に山中湖に、愛子様と一緒においでになって大変楽しまれた、と聞いております。また、私的な旅行でも結構ですので、富士五湖へぜひお訪ねをいただきたいと思います、と申し上げておきました。

以上であります。

<質疑応答>

記者

妃殿下の件でお二人にお伺いしたいのですが、この妃殿下のお言葉というのがあったのは、この県勢概要なり昼食の場でまず話があったのかどうでしょうか。

知事

県勢概要の時に殿下からお話がありました。

記者

お言葉を伝えて欲しいという。そこでもそのようにおっしゃったのでしょうか。

知事

はっきり県民に伝えて欲しいとまではおっしゃりませんでしたが、私におっしゃったと言うことは、県民に伝えて欲しい主旨だと受け止めました。

記者

中村侍従に伺いたいのですが、妃殿下がこういう形でご公務出来ない時に、ご感想を発表するというのは、珍しいように思えるのですが。珍しさと、後、拝見していて殿下はどういうお気持ちで、ご感想を述べられたのか。

中村行啓主務官

確かにおっしゃるように、こういうケースでお言葉として出されるのは、私もなかったと思っています。事実関係は確認していませんが、私が知る限りはないと思います。

多分、私個人の感想になってしまうかもしれませんが、妃殿下としては、何とか行かれたいというお気持ちが非常に強くしてらっしゃったと思います。それで何とか今の状況の中で行けないかということに、いろいろと考えて何とかできないか、というお気持ちが強かったので、お医者様と相談の上でありましたが、ちょっと今回は無理というご判断があった時に、こういうことだけでもお伝えしたいという気持ちがあったのではないか、そういうお気持ちで殿下にお伝えになったと思います。

記者

ここ数日間体調が優れないというのは、特にお風邪とかではなくて普段の体調の波の中でのことですか。

中村行啓主務官

私、実はこの数日間お会いしてないので詳しいことは分からないのですが、恐らくお風邪とかではないと伺っておりますので、そういうご体調の状況によるのだと思います。この数日間で、体調が良ければお出になろうとしたけれども結局お出ましになれなかった行事があったので、お出掛けとかではなく、御所内の御接見などですが、ベストコンディションではいらっしゃらなかったのだと思います。

記者

今の雅子様のお話ですが、殿下がそのお気持ちをメモにしたためたようなものを知事に向かってお読みになられたのか。そのへんの様子を再現してもらいたいのですが、知事にお伺いします。どういった形で

知事

県勢概要の最後に、メモをお読みになっていました。

記者

それは、殿下が書き取られたものなのか、もしくは妃殿下が実際にご自身で書かれたお手紙みたいなものなのか。

中村行啓主務官

殿下が聞き取って書かれたものか、ご自身で書かれたものかは、見ていませんので分かりません。

記者

それは口頭でおっしゃられたのであって、紙で改めてお手紙としていただいたというわけでは。

知事

それは口頭です。

記者

もう1点、富士山世界遺産登録について、いろいろご感想があったように知事はおっしゃりましたけれども、今日開会式でもあちらの神社の方から山開きの神事の中継があったのですが、こういうものをご覧になりながらまた何かお話しはありましたか。

知事

その場では、私よりむしろ説明者がいろいろ説明をして、説明者に後で話を聞いたのですが、開会式のあの場で富士山の映像が映された、その神事を含めて、「本当にこれはすばらしいですね。この映像は見事だ。」ということを言っておられたと聞きました。

記者

登録されてよかったですねというお話は。

知事

そうですね。お祝いと労いの言葉をいただきました。しかし、やはり保全の問題については殿下も関心を持っているように見えまして、しっかりと保全をしていかなければいけないという気持ちから、「入山料の問題、これも課題になるようですね。」とおっしゃっていました。

記者

中村侍従に確認なのですが、先ほどのご自身の感想の中で最近行事に出られなかったものがあったとおっしゃっていましたが、これは東宮御所内での行事ですか。

中村行啓主務官

はいそうです。お出掛けではなく、御接見です。

記者

何がありましたか。

中村行啓主務官

木曜日のマンスフィールド研修員との御接見です。

記者

それが可能だったら、お出になったと。

中村行啓主務官

はい。殿下、お一人方でのお出ましでした。

記者

それと、妃殿下のお言葉ですが、横内知事にお示すと同時に、この会見でもおっしゃって欲しいというような意味合いなのですね。

中村行啓主務官

おっしゃって欲しいというお気持ちもあったと思いますけれども、一応殿下にもお許しを得て、こういうことでおっしゃったことなのでより皆さんにも分かりやすくお伝えした方が良いかなと思いました。

記者

笹子トンネルの事故で2月に開通して、殿下初めて今日車で通られたと思うのですが、それについて何かお話があったでしょうか。

知事

それについては特にありませんでした。私の方から、特に説明も致しませんでしたので、それについては特に話題にはならなかったということです。

 

(以上)

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
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