トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 知事記者会見 > 知事記者会見(平成31年3月28日木曜日)
ページID:89292更新日:2019年3月29日
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本館2階特別会議室 11時30分から
発表事項以外の質疑応答 |
記者
明日、県議選が告示されますが、選挙戦を通じて知事は特定の候補者を支援するお考えがあるのかという点とどなたかの候補の出陣式に出席するお考えがあるのかについてお伺いします。
知事
今回、選挙戦で多くの同志のみなさまにご支援いただいたので、同志としてご恩を返していくべきところは当然返していくというのが基本的な考えです。具体的にどうするのかは、これから考えていきたいと思います。
記者
出陣式の点も含めて未定ということですか。
知事
同志が多く、みんな同じタイミングでなさるので。ずらしていただければいいでしょうけど、なかなかそうもいきません。他方で行政機関の長としての仕事もあって、そこはしっかりとすることが大前提なので、それに関わらない時間にできる限りの対応をしたいと思っています。
記者
総合球技場についてお尋ねします。今日、この後、検討委員会から報告書の提出があると思います。報告書ではヴァンフォーレの経営状況だったり入場者数が減っていたりしているという報告が出てくると思いますが、2万人規模で費用も当然高くなってきますので、今後、どのように整備に向けた方針を知事として考えているのかお伺いします。
知事
今日、報告書をいただいてから中身をしっかり勉強してというのが基本だと思います。ただ、どういう利用の在り方があるのか、財政負担がどうなのかはどうしても見るべき問題だと思いますし、そういう点も含めてなるべく幅広く県民のみなさんのご意見を伺って、県議会にもお諮りする中で、多くのみなさんと相談して考えていく問題だと思います。
記者
中部横断自動車道の開通時期が延びて事業費が増えたという問題が出てきましたが、2、3週間前に一部開通があったときは、トンネル工事が順調に進めば2019年度中ということでした。その2、3週間後に、延期ということを発表したのは不誠実な感じがしますが、それについてお考えをお聞かせください。
知事
われわれもそういう話を受け止めて、それに対してリアクションをしていくわけですが、ただ現場は現場で最大限やっていると思います。どこまで見通しを立てられるのかというところで頑張っていて、最後はやはり無理だったということになったと思います。そこは残念ですし、情報はもっと早くオープンにされるべきだと思いますが、現場は現場で頑張っていらっしゃるので、それを不誠実というのは気の毒であると思います。
記者
県負担を減らしたいと知事は動かれると思いますが、開通時期が再度遅れるということがあったらどうなるでしょうか。
知事
開通時期が遅れるのは勘弁してほしいと思います。地元の期待も高いですし、また開通することによって、現に経済効果が発生し出しているので、なるべく早いうちに開通していただかないといけません。一方で想像以上の脆い地盤で工事も難航を極めているということも事実だと思います。私は、一番大切なことは安全に通れることだと思っています。工事中も工事完成後も安全なものでないと困りますので、しっかりしたものを造っていただくことが優先だと思っています。ただ、地元の期待も高いし、現に経済効果も生まれているので、そこは安全確保を前提としたうえで、なるべく早く開通していただきたいと思っています。
県負担の問題は、まさに今、総務省と議論を始めております。われわれの方からはこういう考えでどうかという話を先方にしていて、それを踏まえて相当程度、誠実に対応してくださっていると思います。新直轄の県負担というのは、交付税で補填されるということが大前提だと思いますし、事業費が増えたのは山梨県のせいではありません。事業費の増加を補填するのはおかしいという議論が一部でありますが、工事の中身は決まっていて、想像以上の難工事でいろいろな対策を講じなければ安全の確保ができないというわけですから、それに伴って費用が増嵩し、それを補填していただいたからといって、無駄な公共事業が増えるという議論とは全く別の次元の話だと思います。総務省のみなさんとは(考え方の)シェアができていると思いますが、山梨県としては強調したいところです。そういう共通の認識ができれば目指すべき方向性と結論は一致してくると思っています。そういう意味で、大きな方向性の話とテクニカルな話を併せて総務省と話をしているところです。
記者
先ほど入ってきたニュースなのですが、県埋蔵文化財センターの職員が縄文土器を盗んだ疑いで逮捕されたということですが、知事の受け止めとご対応を伺います。
知事
私も先ほど教育長から報告を受けたところですが、今回の逮捕に関しては文化財保護行政のみならず県政全体の信用問題に関わる重大な問題だと認識しております。常日頃から綱紀保持についてはしっかりやるように注意喚起してきたところですが、今回の容疑が仮に事実であったとしたら、大変残念な話ですし、県民のみなさまに対して申し訳なく思います。これから警察あるいは司法当局によって事実解明が行われますので、その状況を踏まえてこの職員の対処を決めないとならないと思いますし、それと別にこういう事案が発生したということ自体を捉えてなお一層の信頼維持のための取り組みを進めていかなければならないと思っています。
記者
週明けから新年度がスタートするということで、新しい人事も決まりました。任期4年の中で初年度になります。改めてどのような1年にしていきたいか。初年度の1つの大きなテーマとして新総合計画の策定ということがあると思います。数値目標など選挙の基本公約を具体化したものになると思いますが、その基本的な考え方についてお伺いします。
知事
まず、この1年ですが、スタートダッシュの1年にしていきたいと思っています。目先の問題で中部横断自動車道の県負担の話や期限が区切られていると思われる問題に関してスケジュール感を持ちながらやるべきことをやっていく。その上で、将来に向けて前進感を出していく前向きな施策に関しては、方向性とスケジュール感をしっかりと整理し、戦略を練って、それをお示ししていきたいと思っています。新総合計画に関してはまさに公約で目指すべき方向性の先にある姿をお示しして、そこに至るまでの工程表のうちこの4年間で何をするかということを示すものにしたいと思っています。
以上