2010やまなし 県のあらまし(デジタルブック版)
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■モモ(旬:7月~8月)栽培面積、生産量ともに日本一です。「白鳳」や「浅間白桃」などが代表的な品種で、7月の東京中央卸売市場では、本県産のモモが約90%を占めます。県オリジナル品種である「夢しずく」も生産量が増加しています。■サクランボ (旬:5月下旬~6月中旬)赤い宝石のように実る高級感漂う初夏の果物です。山梨県では、5月上旬から観光もぎ取りも楽しめます。「高砂たかさご」「佐藤錦」が代表的な品種で、山梨県が栽培の南限と言われています。県オリジナル品種として、「甲斐オウ果1(商標:富士あかね)」があります。35山梨の味と技を知る美しい風土の中で伝統にはぐくまれた品々。素朴さと気品の中にやまなしの個性が光ります。■吉田のうどん吉田のうどんは、コシの強い麺の上にキャベツや馬肉を盛りつけ、薬味「すりだね」を入れて食べるのが特徴で、地域色豊かな人気上昇中のメニューです。富士北麓には60店舗以上のうどん店があります。自宅がうどん屋を兼ねている店がほとんどなので、家庭的な雰囲気を味わうことができます。■甲州牛山紫水明の自然豊かな山梨県で育てられた黒毛和種の中で、品質ランクが特に優れた4または5等級に格付けされた和牛肉です。県オリジナル品種:夢しずく県オリジナル品種:甲斐オウ果1(商標:富士あかね)県オリジナル品種:サマービュート県オリジナル品種:サマーエンジェル■スモモ(旬:7月~8月)栽培面積、生産量ともに日本一です。「大石おおいし早生わせ」や「太陽」、果肉が赤い「ソルダム」の他、スモモの常識を覆すほど大玉で高糖度の「貴陽」や、県オリジナル品種の「サマービュート」「サマーエンジェル」が注目されています。■ブドウ(旬:8月~10月)栽培面積、生産量ともに日本一です。栽培の歴史は古く、山梨県では約1300年前から始まったと言われています。「巨峰」「ピオーネ」「甲斐路」「ロザリオビアンコ」など、品種はとても豊富です。また、「甲州」はワインとしても有名な本県独自の品種です。■ワイン山梨県は日本のワイン発祥の地であり、80を超えるワイナリーが数多くの銘柄のワインを醸造しています。日本一のワイン生産量を誇っており、醸造技術の水準も世界レベルです。■ほうとう山梨県の郷土料理といえば、“ほうとう”です。信玄公の陣中食と伝えられ、たっぷりの野菜と手打ち麺を味噌仕立てで煮込んだ味わいは格別です。山梨を訪れた際は、ぜひとも味わっていただきたいものです。ロザリオビアンコ甲州

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