県のあらまし2022
21/40

202022YAMANASHI FACTS AND FIGURES林 業 山梨県は、県土の約78%を森林が占める全国有数の森林県です。このうち、森林面積の約44%を占める人工林の多くが大きく成長し、木材として利用可能な時期を迎える中、ICT等の先端技術を活用し、森林施業の生産性・安全性を向上させるスマート林業の推進や公共建築物等への積極的な県産材の利用などを通じて「伐って、使って、植える」という森林資源の循環利用に取り組んでいます。  また、森林環境税などを活用し、荒廃した民有林の間伐を行うなど、山地災害の防止や水源の涵養、地球温暖化の防止といった森林の有する公益的機能が将来にわたって発揮されるための取り組みのほか、キノコ類やタケノコ、ワサビなど特用林産物の産地化を推進しています。■問い合わせ先 林政総務課 TEL 055-223-1642手入れが行き届いた人工林山梨オリジナルの特用林産物 山梨夏っ子きのこ国立競技場スタンド 観客席を覆う大屋根に県産FSC認証材(カラマツ)を使用(提供:独立行政法人日本スポーツ振興センター)■所有形態別森林面積資料:R3山梨県林業統計書(統計表の基準により四捨五入したため、計と内訳は一致しない)面積347,490ha県有林158,233ha45.5%民有林184,646ha53.1%国有林4,610ha1.3%■森林面積と森林比率資料:R3山梨県林業統計書山梨総面積446,527ha森林面積347,490ha森林比率 77.8%■人工林面積と人工林比率資料:R3山梨県林業統計書山梨森林面積347,490ha人工林面積153,259ha人工林比率44.1% 県有林は、公有林としては全国に先駆けFSC森林管理認証を取得しています。この認証は、県有林が環境、社会、経済の各分野において国際的な基準に従い適切に管理されていることを証明するものです。  認証面積は14万3千ヘクタールで国内認証の約3分の1を占め、全国1位。その豊かな森林資源から生産された木材はFSC認証材として、東京2020オリンピック・パラリンピック関連施設や公共建築物、その他さまざまな商品に活用されています。FSC森林管理認証®林業

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る