3 令和3年度は、変異株による感染拡大など、感染症対応の最中にありながら、本県は新型コロナウイルス感染症の対策とともにその先の跳躍を見据えた対策に取り組んできました。令和4年度は山梨の可能性を最大限生かしきるため、その跳躍に必要な「強靱化」「高付加価値化」「基礎条件充実」の「3つのK」を重要な柱として「一人ひとりが豊かさを実感できるやまなし」の実現に向けて取り組んでいきます。 これらの施策のうち主要なものを紹介します。 喫緊の課題である新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、豪雨や地震、富士山噴火などの自然災害から県民の命と暮らしを守る強靱な県土づくり、犯罪や交通事故が起こりにくい社会づくりなどに積極的に取り組み、強くしなやかな社会の実現を目指します。県政トピックスTopics新型コロナを乗り越え、山梨の可能性を生かしきる 強靱化の「K」 医療提供体制の強靱化に大切なのは「必要とする人に必要な医療を届ける」体制づくりです。本県では新型コロナウイルスの感染拡大下であっても医療提供体制を堅持するため、感染状況に合わせて病床や宿泊療養施設の受け入れ体制を強化するとともに、重症化リスクが比較的低いオミクロン株の特性を踏まえ、ポストコロナにおける「県民医療の強靱化」に向けた歩みを進めていくことも視野に入れながら、無症状あるいは症状が軽微であるなどの一定の要件を満たす方は、医師の判断によりご本人の同意の下、施設などで療養する場合と同等の医療を自宅においても受けられる「退所後ケア」「やまなしホームケア」の仕組みを構築しました。また陽性が確認されてから療養先が決まるまでの間も、医師や看護師からオンラインで健康観察が受けられる「ファーストケア」も導入するなど、どこにいても医師などに相談でき、療養者の生活の質にも配慮したきめ細かで切れ目のない見守り体制を整えています。■切れ目のない医療提供体制の構築
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