vol.21(平成21年6月30日発行)
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本県の農業は、農家数の減少や従事者の高齢化に伴い、耕作放棄地の増加、農業生産活動の低下等、多くの課題を抱えています。 その一方で、就農に関する相談や新規に農業を志す人が増加するなど、新たな動きも出てきています。 こうした中、県では農家子弟をはじめ、U・Iターン就農者、また、農業以外からの新規参入者など、幅広く人材の確保・育成を進めています。 支援機関・支援制度 労働問題の相談をしたい ◇相談・問い合わせ先 山梨県農業振興公社内にある就農支援センターでは、県内外で就農相談会等を行い、栽培作物の選定、生産技術の習得方法、各種研修制度の紹介、農地の取得方法など、就農希望者に対し細かい相談に応じています。 そのほか、就農支援資金(準備、研修)の貸し付け、農業生産法人への職業紹介など、幅広い活動を行っています。 山梨県就農支援センター 甲府市宝1丁目21-20(NOSAI会館2階) 1055(223)5747 新規就農者 森の農園 Akihiro Morino森野 晃広さん 僕がやりたいのは、自然な味の野菜を作る農業。 結婚して子どもが成長したとき、 「パパ、僕も農業やりたい」って言ってくれたら、それこそ最高ですね。 出身は滋賀ですが、以前は東京でサラリーマンをしていました。就職して数年はがむしゃらに働いてたんですけど、誇りが持てなかったんですね、自分の仕事に。それで結局7年勤めた会社を辞め、もっとシンプルな暮らしをしたいと思って、農業をやることにしたんです。 北杜市高根町へ来たきっかけは農業人フェア。そこで僕のお師匠さんに出会い、この人の元でやってみたいと思ったのが始まりでした。早速2泊3日の研修に参加。四方八方にあるきれいな山に魅せられて、ここでやろうって決心しました。 最初の1年は野菜作りを一から教えてもらい、2年目に独立。3年目を迎えた今は、1・5haの畑に34種類の野菜を作り、収穫した野菜を、仲間と共同出荷したり、レストランや道の駅に卸したりしています。ひと口に農業と言ってもいろいろなスタイルがありますが、僕の場合は、旬の野菜を農薬も化学肥料も使わず、自然に作っていきたいと思っているんです。それに、農業は答えがないこともいっぱいあるんですね。だから失敗もするけれど、醍醐味があります。すごく儲かるわけじゃないけれど、責任も行動するのもすべて自分だからやりがいも大きい。今僕は、自分が選んだこの道を、誇りを持って歩いています。 労働に関するさまざまな悩みや疑問についての相談を、中小企業労働相談所で受け付けています。相談内容などの秘密は厳守しますので、安心してご利用ください。中小企業労働相談所 (県民生活センター内) 1055-223-1366(県民生活センター地方相談室内) 10554-45-5038◇申し込み・問い合わせ先 山梨県住宅供給公社 1055-237-1656山梨県住宅供給公社富士河口湖出張所 10555-72-2963住宅の提供を受けたい ○提供団地○使用料/10,300円/月~16,600円/月○使用期間/原則6カ月以内(最長1年まで延長可) 県内の事業所から解雇され、住宅の退去を余儀なくされている方を対象に、県営住宅を提供しています。まだ空きがありますので、お問い合わせください。・福祉村団地(南アルプス市)・岩下団地(韮崎市)・下田原団地(身延町)・寿団地(富士吉田市)生活資金を借りたい ◇問い合わせ先 山梨県社会福祉協議会 1055-254-8610●離職者支援資金貸付制度 家計を支える方が解雇などで離職し、生活が維持できなくなった世帯に、再就職までの一定期間、生活資金を融資する制度です。○対象(貸付条件) ・失業などで生計を維持することが困難な方 ・離職の日から2年以上経過していないこと ・就労可能で求職活動をしていること など○貸付限度額/20万円/月 ※単身世帯の貸付限度額は、10万円/月○金利/3%○相談先/お住まいの市町村の社会福祉協議会、地域の 民生委員・児童委員InformationInterview県庁 ファミリーマート 甲府駅 すかいらーく 飯田通り 平和通り 甲府 市役所 県民情報 プラザ 甲府 共立病院 NOSAI会館 ※JA会館5階に移転 農 業 09ふれあい
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