vol.23(平成22年1月1日発行)
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企業の 農業参入を推進 県では、企業が持つ経営力やノウハウを農業で発揮することにより、地域農業が活性化することに大きな期待を寄せています。 昨年4月には専任職員を置き、企業訪問や農地のあっせん、企業参入セミナーの開催などを通じて企業の農業参入を推進しています。 生産から加工、販売まで手掛け、 付加価値の高い製品づくりに挑戦! 果樹専業農家の古屋さんと、新分野開拓を目指す筒井建設社長の筒井さんが共同出資し、昨年5月に農業生産法人「I JAPAN」を立ち上げました。 「付加価値のある作物で果樹の農閑期に作れるものをと考え、行き着いたのがニンニクでした。生での出荷とともに、加工品の『熟成黒ニンニク』を素材の栽培から加工、販売まで一貫して手掛けることで、価格を抑えた価値ある商品を打ち出していきたいと考えています」と古屋さん。 笛吹市石和町内で、借り受けた1.75haの耕作放棄地を含め2.5haの畑を整備。9月には新たに正社員3人を雇用し、10月から古屋さんが中心となって初めての植え付けをしました。 初年度の収穫は約30tを目標にしていて、すでにスーパーなどへの販売ルートも確保しているそうです。また耕作地も毎年50aずつ拡大していく計画で、古屋さん、筒井さんともに「ニンニクの栽培から加工、販売まで一連で行う法人は日本で数件しかなく、数年のうちには日本一の法人を目指したいと思います」と意気込んでいます。「 I JAPAN 」 農業をはじめとする生活文化を創造し、 新しいライフスタイルを提案 建設会社の坂本組、陶芸家の浅沼さん、都内のデザイン会社が共同出資して設立したリグリーンベース。二地域居住の提案をする事業に取り組むこの法人では、山梨市水口の古民家を借り受けた活動拠点をカフェとして開放し、隣接する畑でとれた野菜を使った料理などを提供しています。 「田舎での生活を楽しんでもらうために開設した活動拠点を訪れる方々から、農業をしたいという声があり、地域の農家の皆さんと協力して立ち上げたのが農業生産法人リグリーンファームです」と坂本組社長の古屋さん。 昨年、耕作放棄地約1haを整備し、リグリーンファームと坂本組が、野菜や果物の栽培に取り組んでいます。今年春には、農家の指導を受けながら農業体験ができる会員組織「農業倶楽部」も立ち上げる計画で、事業はさらなる広がりを見せそうです。「 Regreen Base 」 & 「 Regreen Farm 」 左から筒井さん、古屋さん、販売担当の山見さん3人のアイデアと協力が新しいニンニク栽培につながる農業はこれからのライフスタイルのひとつの核になると思いますリグリーンベース浅沼さん山梨市水口の古民家がリグリーンベースの拠点になっている山梨市水口の耕作放棄地を復活坂本組 古屋さん秋に植えたニンニクの芽が伸びてきたこれが噂の黒ニンニク臭みもなくプルーンのようで食べやすいアイ ジャパン リグリーン ベース ファーム リグリーン 06
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