ふれあい特集号vol.39(デジタルブック版)
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郡内織物日本の素晴らしさをもっと知ってもらいたいやまなし発展の芽 海外からの安価な製品やクールビズによる需要減少などで苦戦を強いられている全国有数の織物産地「郡内地域」。 しかし、産地メーカーは、かつて一世を風靡した「甲斐絹」の伝統を受け継ぐ高い技術力とクオリティー、流行を敏感に捉えた素材やデザインの独自ブランド立ち上げなどにより、製品と産地の魅力を国内外に積極的に発信し、そのブランド力アップに取り組み始めています。 このたび、山梨県のブランディング総合プロデューサーに就任した中田英寿さんが、戦略的ブランディングプロジェクトの一環として、奮闘する産地織物メーカーを訪問しました。  「2006年の引退以来、ずっと海外、そして日本国内の旅を続けてきました。それは数多くの文化や環境を自分の目で見て、体験することで自分ができること、やりたいことを探す旅でした。特に5年前から『自分の生まれた国についてもっと知りたい』という思いで47都道府県全てを巡り、各地の伝統工芸や地場産業、文  02山梨県ブランディング総合プロデューサーなかたひでとし中田 英寿さん甲府市出身。県立韮崎高校卒業後、Jリーグ ベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)に入団。オリンピック日本代表に最年少で選出され、1996年アトランタオリンピックに出場。欧州の名門クラブなどで活躍し、2006年に現役引退。2009年に一般財団法人TAKE ACTION FOUNDATIONを設立、チャリティーマッチや日本文化支援活動をしている。2003年より東ハト執行役員CBO。2013年10月に山梨県のブランディング総合プロデューサーに就任。産地のブランド力向上を目指して〜「中田プロジェクト」が始動〜ふう びか い き

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