ふれあい特集号vol.49(デジタルブック版)
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山梨の交通ネットワークを基盤にした事業展開い山梨へ企業移転救心製薬株式会社 山梨工場池上 進 工場長大正2年創業。伝統生薬を中心とした医薬品の開発・製造販売を行っている。大正14年に誕生した生薬製剤『救心』は、現在までの長きにわたり国内外から高い評価と信頼を得ているロングセラー商品。平成23年11月に山梨工場が完成。山梨工場では『救心』をはじめとする28品目の医薬品を製造している。 東京・杉並にあった工場は3棟に分かれていたため、人的・設備的にも効率が良くありませんでした。また老朽化も進み耐震強化する必要性が生じたこともあり、工場移転の検討を始めました。移転先を韮崎に決めた理由は、中央自動車道の韮崎インターやJR韮崎駅があり、東京との行き来がしやすいこと、中部横断自動車道も間もなく静岡までつながるなど交通面での利便性の高さが大きな要因です。また穂坂地区は地盤が強固だという耐震面での安心感も決め手となりました。 移転後すでに40人ほどを現地で採用しました。当社は基本的には全員正社員として雇用し、福利厚生の充実も図り、安心して働ける労働環境を整えています。また、将来の業務拡大を視野に入れ、新たに3千坪の土地も購入しました。 当工場は高台にありますので富士山をはじめとする周囲の山々の眺望が素晴らしく、移住してきた社員の中には趣味で登山を始めた者もいるなど自然を満喫しているようです。14安心して働ける労働環境づくり企業立地環境に恵まれている山梨検索救心― 新たな雇用の場の確保 ―救心製薬 企業立地基本計画に基づく立地企業製造された医薬品は、人の手や目により厳しく検品される子育て環 境子育て環 境人の流れ人の流れ雇用雇用人材人材山梨県まち・ひと・しごと創生総合戦略地域地域企業立地については 企業立地・支援課 TEL 055-223-1472 FAX 055-223-1569韮崎市上ノ山 3180(上ノ山・穂坂地区工業団地内)TEL 0551-21-3211アジア各国に輸出されている生薬製剤『救心』

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