ふれあい特集号vol.52(デジタルブック版)
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ふれあい15検索山梨森林総研芦安の将来を考える会会長 森本 章雄さん【問い合わせ先】 TEL 0556-22-8001 FAX 0556-22-8002検索シミック八ヶ岳【問い合わせ先】 TEL 0551-36-4200 FAX 0551-36-2502 「芦安の将来を考える会」は、住民主体で地域活性化を図ろうと、有志で設立しました。過疎・高齢化が進む南アルプス市芦安に、戸沢研究員から、薬用植物を生かした町おこしの提案をいただきました。芦安の地に合った作りやすい薬用植物の生産から活用までの指導を受けています。薬用植物を民宿で薬膳料理として提供して観光客に喜んでいただき、薬草の産地として登山シーズン以外にも訪れてもらえるようにしたいですね。拡大と販路開拓に向けた協議会の開催、山梨学院短期大学食物栄養科と連携したレシピ開発なども行われ、ブランド化が進められています。 平成9年にオープンした森林総合研究所の付属施設であるシミック八ヶ岳薬用植物園(北杜市小淵沢町)では、現肉厚でアワビに似た歯応えが特徴の「クロアワビタケ」。県産ブランドキノコとして期待されるさまざまなキノコの種菌を用い、品種開発を行う(上)キノコの栽培に適した環境を調べるため、何度も栽培試験を繰り返す(下)在、約60種類の薬用植物が試験栽培されています。当園は、一般向けにも開放されていることから、四季を通して多くの方々が訪れます。 薬用植物の効用などについての研究では、新たな品種と、その栽培・加工法を開発し、商品化を進めるとともに、産地化による林業や地域経済の活性化にもつなげていきたいと考えています。具体的には、薬用植物で町おこしを目指す取り組みや、薬膳料理として観光客へ提供するなど観光面での活用も視野に入れています。 山梨県の地形は変化に富み、さまざまな森林資源に恵まれていますので、これを保全・活用していくための試験研究に今後も取り組んでいきます。森林総合研究所シミック八ヶ岳薬用植物園薬用植物の品種開発から商品化に向けた研究研究員の指導のもと、薬用植物で地域を活性化していきたいです 平成24年4月1日から、医薬品会社シミックホールディングス(株)がネーミングライツ(施設命名権)スポンサーとなりました。同社と山梨県は、薬用植物に関する共同研究にも取り組んでいます。
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