ふれあい特集号vol.52(デジタルブック版)
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05ふれあい 県産FSC認証材を消費者にとって身近な商品として流通させるため「やまなし森の紙推進協議会」が立ち上げられ、山梨県有林の木から作られた「やまなし森の紙」が平成22年4月から販売されています。 山梨県の広報誌「ふれあい特集号」のほか、山梨県の印刷物に広く使われています。 県産FSC認証材を東京オリンピック・パラリンピック会場へFSC森林管理認証を取得した山梨の県有林の役割やまなしFSC認証材製品 県産FSC認証材の需要拡大を図るため、東京オリンピック・パラリンピックに向けて整備される施設などへの活用を積極的に働き掛けています。また、国が普及に取り組んでいる新技術・CLT工法などの導入を、本県でも推進しています。県産FSC®認証材を核とした販路開拓と新技術・CLT工法の推進 環境、社会、経済の各分野において国際的な基準に従って適切に管理されている森林や、認証材が他の木材と混ざらないようにした加工・流通過程について認証する制度です。認証された森林から生産される木材にFSCマークを付け差別化することで、適正な森林管理を促進する仕組みを作っています。FSC森林認証制度 FSC認証材から作られた製品には、FSCマークが付き、認証製品として販売されます。山梨県有林由来のFSC製品を使うことで身近な森の適切な森林管理を支援することができます。 FSC認証製品東京オリンピック・パラリンピック選手村仮設休憩施設県内の宿泊施設再利用 本県の県有林は、平成15年4月に公有林としては全国に先駆けて、国際的な森林認証制度である「FSC森林管理認証」を取得しました。認証面積は、14万3千ヘクタールで全国1位。国内認証面積の約3分の1を占め、県有林で生産した木材を、FSC認証材として販売しています。また、カラマツ材が特に豊富なことも県有林の特徴で、強度を求められる大規模施設の構造材としても採用されています。そして何より、希望する樹種、数量などを安定的に供給できる体制が整っていることが強みです。 こうしたことから、県では、東京オリンピック・パラリンピック競技施設や、 県有林は、木材を効率的に生産する役割を担う「経済林」と、森に水を蓄えたり、土砂崩落を防止するなど「公益林」としての役割を果たしています。FSCの基準では、この公益林をきちんと守りながら、経済林で効率的に木材を収穫するというバランスを保つことが重要です。選手村仮設休憩施設などへの県産FSC認証材の活用を推進し、仮設施設での使用後は県内の宿泊施設などで再利用することを視野に入れた取り組みも始めました。 県では、今後、県産FSC認証材を県内外で需要拡大できるよう、さまざまな取り組みを展開していきます。材やまなし森の紙【例】山梨の森林の魅力を広げる
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