ふれあい特集号vol.54(デジタルブック版)
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23イベント情報県立施設の最新情報をお届けEVENTye県立4館(美術館・文学館・博物館・考古博物館)と富士山世界遺産センターは小・中学生、高校生などの観覧料が無料です。津島佑子「火の山―山猿記」原稿(山梨県立文学館蔵)津島佑子(東京生まれ 本名・里子)(写真提供 毎日新聞社)特別展ヴラマンク展 ―絵画と言葉で紡ぐ人生―県立美術館甲府市貢川1-4-27TEL 055-228-3322 FAX 055-228-3324開催期間/~10月22日(日)観覧料/一般1,000円 大学生500円※各種割引などあり。詳しくはお問い合わせください。甲府市貢川1-5-35TEL 055-235-8080 FAX 055-226-9032県立文学館県立博物館笛吹市御坂町成田1501-1TEL 055-261-2631 FAX 055-261-2632 20世紀のフランスで活躍したモーリス・ド・ヴラマンクは、激しい色彩表現を特徴とする「野獣派(フォーヴィスム)」の巨匠として知られ、里見勝蔵ら日本人画家にも大きな影響を与えました。本展では、フランス、スイスで所蔵される作品を中心とした約80点を展示し、その画業をたどります。また、画家のみならず、文筆家としての旺盛な表現活動も紹介し、絵画と言葉によって紡がれた、孤高の芸術家人生を探ります。開催期間/10月7日(土)~12月4日(月)観覧料/一般1,000円 大学生500円 ※各種割引などあり。詳しくはお問い合わせください。企画展 甲府徳川家―六代将軍家宣を生んだ知られざる名門― 企画展 津島佑子展 ―いのちの声をさかのぼる― 開催期間/~11月23日(木・祝)観覧料/一般600円 大学生400円※各種割引などあり。詳しくはお問い合わせください。 津島佑子(1947~2016)の業績と、作品世界をたどる初の展覧会。津島修治(筆名・太宰治)と美知子の次女として生まれ、白百合女子大学在学中より作品を発表。女性の内面世界に迫る初期作品を経て、戦争孤児や少数民族、差別、原発の問題へとテーマを広げていきました。代表作「火の山―山猿記」では、甲州を舞台に母の生家・石原家をモデルとし、三代にわたる一族と時代を壮大なスケールで描きました。 江戸幕府六代将軍・徳川家宣は、かつて、甲府城を中心に甲斐・信濃などの諸国に所領を与えられていたことから「甲府徳川家」と呼ばれていました。家宣の下で幕政を主導した儒学者・新井白石や、和算の大成者として知られる関孝和も、もとは甲府徳川家に仕えていました。ほかにも多くの甲府藩士らが江戸幕府の勘定方を務めるなど、まさに天下を動かす存在だったのです。本展では、知られざる甲府徳川家と甲府藩の人々、そして彼らが生きた時代や社会の具体像を紹介します。ふれあいやま ざる きいえ のぶ《サイロ》1950年 油彩・カンヴァス(フランス、個人蔵)モーリス・ド・ヴラマンク(1876-1958)徳川家宣画像(奈良 長谷寺蔵)徳川家継画像(奈良 長谷寺蔵)図版:©ADAGP23

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