ふれあい特集号vol.57(デジタルブック版)
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02 豊かな自然環境や交通の利便性の高さなどから、山梨は移住希望地として人気があります。そこで今回は、41年前に八ヶ岳南麓(北杜市大泉町)に移り住み、「人と自然の仲のいい関係」を築いた俳優の柳生博さんが、山梨で生きがいを見つけて暮らす魅力を語ってくれました。山梨で生きがいを見つける可能性を秘めた山梨で、働き・暮らす大いなる山懐に抱かれて、森に学ぶ 山梨は、東京圏に隣接しながらも豊かな自然に恵まれ、高い品質を誇る農産物や優れた技術を持つ産業などの地域資源に溢れています。また、中部横断自動車道やリニア中央新幹線の整備によって、さらなる発展が期待されるなど、山梨は大きな可能性を秘めています。 こうした中、県では、誰もが「山梨で、働きたい・暮らしたい」と思える環境づくりに向け、さまざまな取り組みを行っています。 40歳の時、年間700本以上のテレビの仕事をしていたので、家族と過ごす時間がなく、家族に辛い思いをさせてしまったり、私自身、精神的にバランスを崩しかけたりしました。このままではいけない、いっそ役者をやめようかと思ったとき、子どもの頃、祖父によく言われていた言葉を思い出しました。「グジグジしているとき、何かを決めかねているときは、野良仕事をしなさい。野良仕事は、野が良くなる仕事だ」という言葉です。私は妻と2人の息子を連れ、ここ八ヶ岳南麓で暮らし始めました。41年前のことです。当時この辺りは荒れ果てた人工林でしたが、もともとあった雑木林にしようと、家族と共に落葉広葉樹を植えていきました。私たちは、時間をかけて本来の山の姿に戻したんです。そして30年前には「八ヶ岳の麓で共に遊びましょう」をコンセプトとした「八ヶ岳倶楽部」をつくり、若手芸術家たちの作品のお披露目の場としました。作品をWork & Live
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