ふれあい特集号vol.57(デジタルブック版)
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07ふれあい跡部 祐一さん果樹農家経営設を考えました。万一機械が止まるようなアクシデントが起きた場合に、本社からベテラン技術者が一刻も早く到着できる距離であること、関東の取引先様へのアクセスが良いことを考慮して、利便性の高い山梨を新設先に決めました。さらに、中部横断自動車道の南部区間が全線開通すると静岡まで1時間ですし、リニア中央新幹線が開 東京ではIT関連の会社に勤めていましたが、以前から農業に興味がありました。そんな中、東京・池袋で「新・農業人フェア」という就農についての相談会が開催されるのを知り、両親の出身地として親しみがある山梨県のブースで話を聞きました。その時に「山梨で就農するなら果樹がいいですよ」と勧められたのです。そこでまず、山梨県の専門学校・農業大学校の農業体験研修で農業を体験し決意を固め、7年前に山梨に移住しました。移住後は、農業大学校での長期研修、地域の先進農家であるアグリマスターからの指導、研修手当といった就農支援制度をフル活用し、5年前に独立しました。独立後もアグリマスターの方が、地域とのつながりをつくってくれました。アグリマスターの存在はとても大きなものでした。 「果樹王国」といわれる山梨ですが、近年、農業人口が減っていると聞いています。なので、今は、「産地を守りたい」という思いでいっぱいです。これからは、より技術を高め、私が研修生を受け入れる立場となって、山梨の農業を支えてくれる担い手を育てていきたい、それが目標です。東京から笛吹市に移住就農支援制度を活用し、果樹農家へ光製袋工業所で加工しているパウチブドウ畑で誘引作業をする跡部さん。「時間をみつけて、山梨の温泉巡りをするのが楽しみです」業すれば、関西方面はぐっと近くなります。また、山梨は地形や気候が京都とよく似ていることもあり、とても親しみやすい雰囲気があります。 工場を新設するに当たり、県や市の方が頻繁に足を運んで、税制優遇や補助金などの支援制度について詳しく説明をしてくれました。とても心強かったです。おかげさまで、売り上げも順調に伸び、新設2年目には、工場の増築や機械の増設を行うなど、山梨に工場を新設した成果は顕著に出ています。 現在、山梨工場には、25人勤務していて、そのうち20人が地元採用の正社員です。皆さんとても真面目で仕事熱心で頑張ってくれています。 可能性を秘めた山梨で、働き・暮らすWork & Live

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