ふれあい特集号vol.58(デジタルブック版)
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05ふれあい自助・共助の大切さ ハザードマップとは、自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所、防災関係施設などを表示した地図です。 普段からハザードマップを確認し、安全に避難行動ができるよう災害に応じた避難場所、避難ルートを決めておきましょう。山梨 防災基本条例検索【問い合わせ先】 山梨県防災基本条例については 防災危機管理課 TEL 055-223-1432 FAX 055-223-1429     災害に強い山梨を目指してハザードマップを知ろう!やまなし防災力向上テキスト甲府市の洪水ハザードマップ(平成28年2月現在) 災害が発生した時、「自助」と「共助」は非常に重要です。過去の大規模な災害において、公的機関による援助に至るまでにはかなりの時間がかかり、被災者たちは、各家庭にある備蓄品で生活したり、地域で協力し合い被害を最小限に抑える行動を取ったりした事例が数多く見受けられました。こうしたことから、日ごろから災害に対する備えや、災害時の行動について家族や地域で話し合ったり、ハザードマップや避難場所、避難経路を事前に確認することが非常に重要です。 県では、県政出張講座や県防災安全センターにおける体験講座などを通じ、防災知識の普及啓発を行っています。また、災害時などに、地域で中心的な役割を担う地域防災リーダーや防災士の育成も行っています。 防災は、受け身にならず自ら情報を入手することも大切です。日ごろから県や各市町村のホームページで防災に関する情報を得る習慣を身に付けたり、地域の自主防災組織の活動や防災訓練に積極的に参加したりするなど、防災知識や技能の習得に努めてほしいです。災害に強い山梨を目指して自らの安全を自ら守るために自発的に行う防災活動例:建物の倒壊防止、物資の  備蓄、防災知識の習得自助地域において相互に助け合い、地域の安全を確保するために行う防災活動例:近隣住民と協力した負  傷者の救助、避難所運営共助公助県、市町村および防災関係機関が実施する施策例:防災教育の実施、防災情  報の提供、行政機関等の  広域的な連携■日時:11月9日(金) 午後1時30分~4時30分■場所:山梨市民会館(山梨市万力1830)■内容:◆防災講演     「自助」「共助」の取り組み・課題を実災害の事例を参考に講演     講師 片田 敏孝氏 (東京大学大学院特任教授)    ◆事例発表     ◆パネルディスカッション■参加料:無料(事前申し込み不要)■問い合わせ先:防災危機管理課         TEL 055-223-1432 FAX 055-223-1429「防災シンポジウム」開催 県内の小学生向けに作成した「やまなし防災力向上テキスト」では、災害について分かりやすく解説しています。ご自身のお住まいの地域のハザードマップを調べてみましょうわがまちハザードマップ検索片田氏は、岩手県釜石市において、平成16年から津波防災教育に取り組み、東日本大震災の発生時、市内の小中学生ほぼ全員が津波から避難できた「釜石の奇跡」に貢献。

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