ふれあい特集号vol60(デジタルブック版)
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品目を「特選やまなしの食」に選定し、県ホームページで公表しています。 また、「やまなしの食」に関する優れた技術や知識の継承に取り組む個人や団体を「食の伝承マイスター」に認証しています。今後は、マイスターの皆さんを中心とした各地域における継承活動を通じて、地域活性化を目指していきます。さらに、郷土食について学び、家庭で作ってもらうため、「親子料理教室」を開催したり、「やまなしの食」への理解を深め、地域における継承活動につなげていくことを考えるシンポジウムを開催したりしています。 今年6月29日、30日には「第14回食育推進全国大会」が本県で開催されます。「やまなしの食」を全国にPRする絶好の機会であり、著名なゲストをお迎えして、多彩なイベントも繰り広げますので、ぜひお出掛けいただきたいと思います。  12「やまなしの食」の魅力を再発見 山梨の食文化を次世代に継承し、地域の活性化や観光振興につなげることを目的に実施している「食による地域の魅力再発見事業」では、「やまなしの食」を知り・継ぎ・広めるため、さまざまな取り組みを行っています。對木 啓介副主幹消費生活安全課食文化の継承と「やまなしの食」の魅力発信「やまなしの食」を考えるシンポジウム 2月5日、県立文学館講堂で「『やまなしの食』を考えるシンポジウム」を開催しました。 平成30年度「食の伝承マイスター」の認証式では、地域に根差した郷土食の継承や普及を実践し、積極的なPR活動に取り組んでいる5団体が認証を受け、各団体の代表が、次世代に「やまな学校給食で郷土食をメニューに取り入れた事例を説明するパネリストの南部町立富河小学校栄養教諭 秋山美佐子さんしの食」を継承していこうとする熱意を語りました。続いて、山梨大学教育学部の時友裕紀子教授による「山梨県の郷土料理の継承」と題した基調講演と、「やまなしの食」を巡る歴史、今後の継承の在り方などをテーマとしたパネルディスカッションが行われました。パネリストからは「食べた物の記憶というのは、いつまでも残る」「学校給食で郷土食を取り入れたり、郷土食の調理実習を行ったりして、楽しく学習しながら食育につなげていく」「季節の食材を生かす地域の食には素晴らしい知恵が詰まっている」など、改めて郷土食を見直すきっかけとなる有意義な発言が多く食の伝承マイスターに認証された5団体の代表者。左から「山梨県食生活改善推進員連絡協議会」「山梨県栄養士会」「甲府鳥もつ煮でみなさまの縁をとりもつ隊」「上野原せいだのたまじ本舗」「山梨県立ひばりが丘高等学校うどん部」Soul FoodSoul Food 和食はユネスコの無形文化遺産に登録され世界的に注目を浴びていますが、最近は、核家族化や外食の増加などにより、若い世代の皆さんが郷土食に接する機会が減少しているのが実情です。このため、県では「食による地域の魅力再発見事業」を実施しています。具体的には、まず、本県の郷土食に関する実態を調査し、特徴的な食文化の掘り起こしを行いました。そして、山梨の郷土食で、特に次世代への継承に取り組んでいく167品目を「やまなしの食」に認定。そのうちの代表的な47

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