ふれあい特集号vol60(デジタルブック版)
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 山梨には優良企業が数多くあるにもかかわらず、企業間の取引が主流で消費者との接点がないため、あまり知られていません。多くの若者が東京に就職先を求めていますが、若い世代の皆さんに県内の優良企業を知ってもらい、山梨で働いてほしいと思います。これにより、県内企業の人手不足の解消の一助にしたいと考えています。また、中・長期的には人材育成こそが最大の産業振興策であると考えています。そのため、今回、小・中学校の段階から高い教育水準を目指した少人数教育を打ち出しました。また、高等教育にかけても、より実践的な産業人材を育成するための充実・強化を図っていきます。山梨が「優秀な人材を輩出する県」となれば、その人材を求めて外から企業もやってくることで経済が活性化します。こうした姿を最終的に目指していきますが、そこに至るプロセスの中で、「医療・介護立県やまなし」の実現に向けて取り組んでいきます。医療機器分野はこれから将来にわたって成長が見通せる産業であり、本県の基幹産業である機械電子産業とも関連が強い産業です。通などをうまく活用すれば、山梨の未来を切り拓いていく可能性も見いだされます。山梨が持つ本来の力を引き出し、さらに磨きをかけていきたいと思っています。 県は、県民の皆さんが心に描く将来像や希望を実現していくためのパートナーであるべきだと考えています。また、市町村や企業のパートナーとしても、それぞれの悩みをシェアし、課題を共有して、それらを一緒に解決していく存在であることが私の目指すべき県政の姿です。そして県民一人ひとりが享受してしかるべき豊かさを実感できる山梨にすること、それが最終的に行き着く先であると考えています。 政策の実現には財源が必要です。しかし、山梨県は東京都のように豊かな財政力を持っていないことから、人一倍の努力が必要です。そのためには国とのネットワークを最大限に活用して資金を確保し、県の負担を軽減していきます。まずは、国の資金をうまく活用して土台を築き、その次のステップでは、土台の上に民間投資が起きるように道筋を付けていきたいと考えています。03ふれあい長崎県政スタート!!就任に当たり、職員に「県は県民の皆さんのパートナーであるべき」と訓示知事に就任した今の気持ちは県政運営の基本姿勢は産業振興や人材確保にはどのように取り組まれますかのご支援により、知事としての仕事を始めた今、これまでの議員活動と違って360度県政全体を見ていかなければならないことへの責任の重さに身の引き締まる思いです。 現在、山梨は停滞している状態ですが、本来の潜在力はもっと高い水準であると考えています。例えば、リニア中央新幹線の開業や中部横断自動車道の開 衆議院議員のころから、絶えず山梨県を良くするため、思いを巡らせ、国との窓口として取り組んできました。そうした中で、もっと直接的に山梨の未来につながる県政を手掛けていきたいと強く思うようになったのが知事を志したきっかけです。多くの県民の皆さん

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