ふれあい特集号vol63
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05ふれあい11月17日に街の駅やまなしで開催された「ドイツフェスティバル」に参加したドイツウエイトリフティングナショナルチーム堀内 拓さん富士河口湖町 政策企画課 富士河口湖町は、県内で初めて共生社会ホストタウンに登録され、鳴沢村と共に、フランスのパラトライアスロンの事前合宿を受け入れます。パラリンピアンとの交流を契機に、共生社会の実現に向けたユニバーサルデザインの街づくりや、心のバリアフリーを目指して、自治体ならではの特色ある取り組みを実施しています。2018年に初めて受け入れた事前合宿の際は、パラチームの監督が小学校を訪問したり、町民が試合の応援に行ったりするなど、トライアスロンというスポーツに触れ合う機会を設けました。2回目となる2019年の受け入れの際には、地元の幼稚園児や小中学生を交え、来町の喜びなどを伝える歓迎セレモニーを行いました。また選手たちに富士河口湖の魅力を感じてもらえるよう観光を満喫してもらったり、フランスの慣習などを理解し、要望に応える食事の提供をしたりするなど、オリンピックが終わった後も、合宿や観光などに訪れてもらえるような関係を築いています。 共生社会ホストタウンの取り組みをきっかけとして、スポーツや観光の振興、そして障害のある人もない人も共生していく社会の実現を推進していきたいと思っています。フランス 共生社会ホストタウン 富士河口湖町東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて交流から共生社会を目指す磯村 賢一さん山梨市 地域資源開発課 山梨市は、高校生を中心にウエイトリフティング競技が行われ、インターハイや全日本選手権が開催されるなど、競技が盛んなことから、ドイツのホストタウンとなり、ウエイトリフティングの事前合宿を受け入れることになりました。ドイツのウエイトリフティング連盟があるライメン市は、ブドウの生産・ワインの醸造が主産業で本市と共通点があるので、自治体同士の交流を大会後も続けていく計画です。ドイツ人の気質は日本人と似ていて、真面目で礼儀正しく、とてもフレンドリーで、今ではSNSで直接連絡を取り合うほど、本市との友好関係が築かれています。さらにドイツのエコに対する先進的な取り組みなど、学ぶべき点も多く、交流をしていく中で多くの発見をできるよう市民に発信していきたいと思っています。 2018年には当市から、翌年にはドイツからウエイトリフティングをしている高校生をそれぞれ派遣し、地元の高校生と一緒に練習をするなど、スポーツを通じた青少年の交流がすでに始まっています。ウエイトリフティングは競技としても魅力的ですが、ウエイトトレーニングは多くのスポーツの基礎になり得るので、山梨のスポーツ選手にも取り入れてもらい、今後の活躍につながることにも期待しています。ドイツ ホストタウン 山梨市今後につながる文化・経済交流も視野に富士山をバックに記念撮影をするフランスパラトライアスロンチーム地元の子どもたちとの交流会写真撮影に気さくに応じる選手たち課長補佐係長

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