ふれあい特集号vol.65
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 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、4月19日に、県は県民や事業者の皆さんに緊急事態措置として、不要不急の外出自粛や一部の事業者に対する休業などの協力要請を行いました。要請以前からの協力も含め、県民の皆さんにはさまざまなご不便やご負担をお掛けしました。 県民一丸となり、感染症の拡大防止に取り組んだ結果、感染者の発生が抑えられ、県は緊急事態措置を終了しました。 その間、県では早期発見と早期治療を基本とし、検査体制・医療提供体制の充実に努めてきました。PCR検査体制については、ドライブスルー方式を導入するなど検査能力の拡充を行ってきました。また、患者発生時の受け入れ体制については、軽症から重症まで症状に応じて対応できるよう、病床や宿泊施設を十分に確保しています。やまなしグリーン・ゾーン構想「超感染症社会」への移行戦略を発表 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため県民の皆さんに協力を要請した、県の緊急事態措置は5月14日に終了しました。 県では、再度の感染拡大を避けるため、県民の皆さんに感染症予防対策の継続をお願いするとともに、今後、再度の感染拡大や未知の感染症への対応を余儀なくされる場合であっても、県民の生命と経済を両立できる「超感染症社会」への移行を目指す「やまなしグリーン・ゾーン構想」を策定しました。 このような状況にあっても、再び感染が拡大する可能性もあることから、県民の皆さんには、引き続き、日常生活において身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いなどの基本的な感染対策の徹底をお願いします。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大の第2波、第3波に対する備えを常に念頭に置き、さらに全く新しい感染症に対しても、今回の経験を踏まえて準備する必要があります。 これまでの感染症の拡大防止への取り組みの中で最優先で行ってきた医療体制の確立により、感染制御の経験を積むことができました。この経験を土台に次なる段階として、感染症に対抗できる強靱な社会・経済体制をつくる取り組みが必要となります。 そこで県では、仮に感染症への対応を余儀なくされる状況にあっても、県民の生命県民一丸となった感染拡大防止への取り組みの成果不測の事態にあっても前進し続けることができる社会へきょうじん2

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