NEWS託児所「きっずるーむ県庁別館」が開所木の温もりあふれる託児スペースで持参したおやつを食べる様子県庁中庭で水遊びをする子どもたち 乳幼児を連れた県庁来庁者や、子育て中の県職員の子どもを一時預かりする託児所「きっずるーむ県庁別館」が、8月3日に開所しました。この施設では、生後6カ月から小学校就学前までの子どもを、同時に最大10人預かることができます。 施設にはおもちゃや絵本などがそろった遊び場のほか、トイレやシャワーなどを備えています。また常駐している保育士と、庁内を散歩したり、夏場にはビニールプールで遊んだりするなど、来庁者は用事を済ませる間、県職員は働く間、安心して子どもを預けることができます。子どもが楽しみながら過ごせるサービスが充実しています。 施設を利用している職員からは、「一緒に職場まで来て、一緒に帰るのが新鮮でうれしい」「急な体調の変化や災害時などにも、近くにいるからすぐに駆けつけられて安心」などの声が聞かれます。子育て世代の来庁者が県庁を安心して利用していただくことができ、県職員にとっては、県庁が働きやすい職場となるよう、施設の周知と、子育て世代に対するサービスの向上に努めていきます。子育て世代に寄り添える県庁に子どもたちを虐待から守るNEWS県・市町村が一丸となって「児童虐待ゼロやまなし共同宣言」を実施県庁で共同宣言を行った樋口甲府市長、長崎知事、佐野南部町長(左から)「児童虐待ゼロやまなし共同宣言」と知事と各市町村長の「ひとこと宣言」 県内の市町村や児童相談所が対応した児童虐待相談件数は、年々増加しています。また今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う外出自粛により、家庭内で過ごす時間が増えたことから、虐待が潜在化する恐れや、児童虐待のさらなる増加が懸念されます。 児童虐待を防ぐためには、県・市町村・関係機関が連携し、虐待の早期発見、早期対応に取り組むことが重要です。児童虐待を絶対に許さないという強い決意を表すため、8月12日に知事と県内27市町村長が「児童虐待ゼロやまなし共同宣言」を行いました。 長崎知事は共同宣言における決意表明で「全ての子どもが、持てる可能性を伸ばし、生き生きと生活できる、本来あるべき姿を実現できるよう、全力を尽くす」と述べました。また、27市町村を代表して出席した市長会会長の樋口雄一甲府市長、町村会会長の佐野和広南部町長からは、地域の宝である子どもたちが安心して生活できるように守り、子育て世帯の環境などを理解しながら、寄り添う支援を行っていく旨の発言がありました。 今後は児童虐待根絶に向け、関係機関などによる協議会を設置し、連携をさらに強化するなど、子どもたちの笑顔を守る取り組みを積極的に行っていきます。きっずるーむ県庁別館のご案内(来庁者向け)開設時間:午前8時~午後6時(平日)料金:無料利用申込:電話予約のみ(080-1352-9387 当日予約可)利用定員:10人17
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