新型コロナウイルス感染症により、山梨・静岡両県の農畜水産物の売り上げが落ち込む中、静岡県の川勝知事からの提案で、富士山を取り囲む両県の旬の農産物や海産物などを互いに購入し生産者を支援する取り組み「バイ・ふじのくに」が始まりました。「バイ」は、英語で「買う(BUY)」と「寄り添う(BY)」をかけて〝買ってつながる〞を意味します。 5月に南アルプス市で開催されたキックオフイベントでは川勝知事が来県してサクランボ狩りを、6月には長崎知事が静岡県沼津市の内浦漁協直営店を訪問してアジの試食をするなど、二人の知事がそろって両県の特産品をアピールし、また、互いの県の特産品を味わいながらアイデアを出し合い、今後の協力方法について意「バイ・ふじのくに」で旬の特産品を買って生産者を支援 新型コロナウイルス感染症の影響で、本県の農畜水産物の売り上げも大きな打撃を受けています。これまで県では、県産果実や野菜をパックにして配送販売を企画するなど、生産者支援に取り組んできました。そして5月からは、静岡県と協力して、両県の旬の農畜水産物などを相互に購入し合う「バイ・ふじのくに」の取り組みが始まっています。この取り組みにより、生産者をさらに支援するとともに、両県の物的・人的交流を積極的に推進していきます。見交換しました。 本県では新型コロナウイルス感染症の影響により買い物に苦労している消費者や、売り上げが低迷する生産者などの支援につなげるため、農畜水産物を詰め合わせた「愛情♡やまなし農産物パック」を大都市圏などに向けて販売しています。今回、バイ・ふじのくにの取り組みを機に両県の食材を組み合わせたメニュー「ふじのくに愛情パック」を企画しました。他にも、岡島百貨店では静岡県産マスクメロンの販売会が、スーパーのオギノでは静岡フェアが開催されました。さらに、静岡伊勢丹では南アルプス市産サクランボの販売会、オギノの静岡県内の店舗では山梨フェアが催されるなど、両県の魅力ある特産品の販売やPRを進めてきました。今後も、両県内に特設会場を設けて、互いの特産品を販売する物産市を開催する予定です。「バイ・ふじのくに」を合言葉に山梨・静岡両県が協力し助け合う9月7日時点での情報を基に作成されています。キックオフイベントでサクランボ狩りをする長崎知事と静岡県の川勝知事2
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