【産業技術】人材育成プランを策定 機械設計などものづくりの基盤となる機械系分野を学ぶ「生産技術科」、AIなどの近未来を支える電子系分野を学ぶ「電子技術科」、主に観光産業で活躍できるホスピタリティを学ぶ「観光ビジネス科」、業務アプリなどソフトウエア開発分野を学ぶ「情報技術科」の4学科を設置し、平成11年に塩山キャンパスを開校。平成25年には、富士・東部地域の産業界からの要望に応え「生産技術科」「電子技術科」の2学科からなる都留キャンパスを開校しました。 各学科とも少人数制によるきめ細かな指導と、実習に重点を置く実践的なカリキュラムにより、即戦力となる高度な技術を身に付けることができます。こうした学習環境により、開校以来、就職率はほぼ100%を維持しており、多くの卒業生が、県内企業で中核的な役割を果たし、高い評価を得ています。 訓練科の一つである「自動車整備科」では、さまざまな自動車の整備ができ、レーシングメカテクニックも学びます。学生ながら高度な技術が実証され、令和2年には、自動車レース「富士チャンピオンレース」において、初めて年間シリーズチャンピオンを獲得しました。人口当たりの自動車保有率が高い本県には、販売店や整備工場などが多くあることから、自動車整備士の国家資格を持ち、即戦力となるスキルのある学生が就職先に困ることはありません。 また「電気システム科」では、生活に欠かすことができない電気を安定供給するために必要な、第二種電気工事士の資格を卒業時に取得できます。あわせて、第一種の取得を目指すカリキュラムを学ぶことで、より高度な知識が得られます。学生の多くは、産業界が求める実践的な人材として、県内の電気、住宅メーカーなどに就職しています。 新型コロナウイルス感染拡大を契機として、急速に進む社会のデジタル化に応える人材の育成が課題となっています。そこで県では、県内産業の持続的な成長と発展を図るため、令和2年度に「産業技術短期大学校及び峡南高等技術専門校における人材育成プラン」を策定し、両校のカリキュラムの大幅な見直しなどを進めています。 産業技術短期大学校では、全学科へのAI教育の導入、ワインに関する幅広い知識や実践的なサービス向上を図るプログラムの作成などを進め、峡南高等技術専門校では、電気自動車や太陽エネルギーなどの環境に配慮した新技術に関する教育の充実を図るなど、時代の要請に応える人材を育成していきます。機械の制御技術を少人数で学ぶ（左上）ソムリエの講師からサービスを実践的に学ぶ（右上）電柱昇柱訓練（左下）安全に車を走らせるための重要な点検を反復練習（右下）県内企業を支える人材育成産業技術短期大学校県内唯一の職業能力開発校峡南高等技術専門校山梨 産短大産業技術短期大学校塩山キャンパス住所：甲州市塩山上於曽1308TEL：0553-32-5200産業技術短期大学校都留キャンパス住所：都留市上谷5-7-35TEL：0554-43-8911山梨 峡南技専峡南高等技術専門校住所：富士川町青柳町3492TEL：0556-22-3171【問い合わせ先】 人材育成プランについては 産業人材育成課 TEL 055-223-1567 FAX 055-223-15608
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