ふれあいvol71
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ここから下の段は広告です。広告の内容については、広告主にお問い合わせください。障害者文化芸術フェスティバルを開催NEWS「吉田中学校」がつなぐ山梨県と静岡県の交流NEWS 昨年4月、静岡県から山梨県に両県の名所や特産品などをデザインした缶バッジが贈られました。これは、静岡県吉田町立吉田中学校の生徒が、両県の特産品を購入し合う「バイ・ふじのくに」の取り組みを知り、このつながりが活性化するよう願いを込めて作ったものです。県では、感謝の気持ちを形にしようと、同じ校名を持つ富士吉田市立吉田中学校に相談したところ、返礼の品の制作が実現しました。 返礼の品のテーマは、静岡県の文化や伝統を学んだ上で「道も心も文化もつながる」と決め、毎年富士登山の記念に制作している木札を両県のコラボデザインで作ることにしました。また、静岡県の特産品であるお茶の湯飲みが置けるよう、富士吉田市の伝統的な織物の端切れを再利用したコースターも贈ることにしました。 これら返礼の品は、11月に道の駅富士川で行われた、静岡県の特産品を集めた「つながる市」の会場で、静岡県の川勝知事に手渡されました。生徒会の堀内会長は「この作品を通して両県の交流が深まるよう願っています」と話し、川勝知事は「本県の吉田中学校に届けるとともに『バイ・ふじのくに』の心と文化の交流のシンボルとして県庁に飾り、多くの県民に伝えたい」と語りました。 これをきっかけに、両校では新たな伝統として交流を始めていくとのことです。こうした生徒たちの思いが、山梨県と静岡県のさらなる交流につながることを期待しています。 県では昨年11月、障害のある方が日頃から取り組んでいる文化芸術活動の成果を披露する「障害者文化芸術フェスティバル」を開催しました。 甲府市内で行ったオープニングセレモニーでは障害のある方がダンスを発表し、会場を盛り上げました。また開催期間中には、県下全域から応募のあった文化芸術作品の展覧会や障害者就労施設などによる物品販売会、バリアフリー演劇の鑑賞会なども実施し、多くの方が熱心に見入っていました。 文化芸術活動には他者との相互理解を深める力があることから、今後もこうした機会を充実させ、誰もが互いを尊重し支え合う共生社会の実現に向けて取り組んでいきます。吉田中学校(山梨)の生徒代表から川勝知事へ返礼の品が手渡された生徒たちがデザインし、制作した木札とコースター躍動感のあるダンスを披露19

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