リニア開業により訪れる本県経済への大きなチャンスをつかむため、リニアがある山梨の目指す姿を示し、その実現に向けた指針として「リニアやまなしビジョン」を令和2年3月に策定しました。このビジョンに基づき、本県の地域特性を生かしたあらゆる最先端技術の実証実験を行う「テストベッドの聖地」となるべく取り組んでいます。 昨年9月に、最先端の技術やサービスを有するスタートアップ企業などが県内で行う実証実験を全面的にサポートする「ＴＲＹ！ＹＡＭＡＮＡＳＨＩ！実証実験サポート事業」を開始しました。そこで採択された8社は、2月下旬まで県内各地で実証実験を行っています。 その中の一社で、新しい物流の形により過疎地域の課題解決を目指す株式会社エアロネクストは、小菅村 リニア中央新幹線の開業を見据え、山梨をチャンスと期待があふれる場所にしていくためには、本県の地域資源の「上質さ」を多くの方に伝え、主力産業の「ブランド力」を上げていくことが必要です。 新たな時代に対応する技術を積極的に取り入れながら、既にある地域資源を掘り起こし、磨き上げて「ハイクオリティやまなし」の発信を強く進めていきます。地域資源を掘り起こし磨き上げる「やまなし」を高付加価値化やまなしをテストベッドの聖地へを拠点に、ドローンを活用した物資運搬の実証実験を行っています。昨年11月からは、住民が専用アプリを使って300ある食料品や日用品の中から商品を注文すると、ドローンが自宅近くのスタンドまで配送する取り組みを、本格的に始めています。 その他、人工知能（AI）を使った路線バスの乗客安全監視システムの実証実験や、災害時などでも活躍が期待される「空飛ぶバイク」の社会実装に向けた研究開発など、テストベッドの聖地化を目指して、新たな付加価値を生み出す未来の技術を支援していきます。 本県の主力産業である機械電子産業の高い技術力や立地特性を生かして、今後も成長が期待される医療機器関連分野を新たに本県をけん引す30分程度飛行でき、村内5カ所のスタンドへの配送が可能医療機器産業を集積し基幹産業へ災害時などでも活躍が期待される「空飛ぶバイク」4其の其の其の其の
元のページ ../index.html#4