ふれあいvol71
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踏まえ、今後も旅行者が安全安心で快適に山梨を楽しむことができる体制を整えていきます。 本県は、世界文化遺産である富士山をはじめ、文化芸術の源泉となり得る豊かな自然環境を有するほか、美術館などの文化施設の数が人口当たりで全国トップレベルであるなど、文化芸術の創造拠点としてのポテンシャルが高い地域といえます。 こうした本県の強みを生かし、文化芸術の振興を通じた地域活性化を図るため、芸術家と協働したアートプロジェクトの開催や、県立美術館と峡北エリアの3つの私立美術館を拠点とし、自然や食も総合的に体感できる地域ならではの文化観光体験を提供するなど、地域に根差した文化の魅力を新たな価値として創造・発信していきます。 本県は約150年続くワイン造りの歴史と伝統があり、今もなお日本ワイン生産量、ワイナリー数が日本一を誇る「ワイン県」です。ワイン県宣言をきっかけに周遊観光や地場産業の活性化を図るべく取り組んできました。 中でもワインとの相性が良い「食」は重要であり、県産の高品質な食材を活用したり、掘り起こしたりしながら、ワインと食の相乗効果により、食事が目的の旅行となる「美食王国やまなし」を目指していきます。ワインに合う食材として本県のブランド魚「富士の介」や、天然資源のニホンジカを食材として有効活用する「やまなしジビエ」などがあります。この他、ブドウの新品種「甲斐ベリー7」は市場に出るまで数年かかりますが、日本を代表する品種への成長が期待されます。「美味しいものを食べに山梨に行こう」と思う本県のファンを獲得していきます。 また、国が地域ブランドを保護する地理的表示(GI)制度で、本県が全国で初めて1つの県で「ワイン」と「日本酒」の2つの酒類で指定されたことを受け「美酒美県やまなし」としても認識されるよう、積極的にPRしていきます。食で観光客を魅了する「美食王国やまなし」を創造 コロナの影響で落ち込んだ観光需要の回復は喫緊の課題です。 県では、飲食店や宿泊施設、観光施設などの感染症対策に県がお墨付きを与える「やまなしグリーン・ゾーン認証」を展開し、旅行の楽しみに加え、安全安心という付加価値を提供しています。コロナ禍で約半数の学校が修学旅行の中止や延期に追い込まれる中、昨年度の日本修学旅行協会による調査では、本県が中学校の修学旅行先として京都府に次いで、奈良県と並ぶ全国2位に選ばれました。これが一過性にならないよう旅先でも安全安心を提供する「山梨モデル」を展開していきます。 その他、複数の公共交通や移動サービス、観光施設などを最適に組み合わせ、検索から決済までを一括で行う「やまなし観光MaaS」の県内展開を目指し、昨年11月に行った昇仙峡などの観光地での実証事業を観光資源に新しい価値を旅行者に選ばれる地を目指す文化芸術の振興で活性化最先端モビリティ「Piimo(ピーモ)」による観光の実証事業の様子葛飾北斎 冨嶽三十六景 凱風快晴(山梨県立博物館蔵)GI「山梨」の認証を受けた日本酒(提供:山梨県酒造協同組合)日本酒キングサーモンとニジマスを交配させて誕生した富士の介富士の介やまなしジビエ(シカ肉)やまなしジビエ県が開発した新品種・甲斐ベリー7甲斐ベリー7マース山梨を未来のトッププレーヤーへ7

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