第6波や今後の感染再拡大に対しても先手対応で手を緩めることなく対策を講じる 従来株に比べ、感染力の強い新型コロナウイルス感染症のオミクロン株は、年末年始以降全国に加速度的な感染拡大「第6波」をもたらしました。県では、医療提供体制を維持しつつ、早期の経済回復につなげるために、この波の高さをなるべく低く、幅をなるべく狭く抑えるよう先手対応の対策を講じてきました。3月8日時点での情報を基に作成しています。必要な人に必要な医療を提供する体制の充実 重症化リスクが比較的低いというオミクロン株の特性を踏まえ、ポストコロナにおける県民医療の強靭化に向けた歩みを進めていくことも視野に入れながら、一定の要件を満たす場合には医師の判断により、ご本人の同意の下、入院や入所をせず住み慣れた自宅で療養していただく「やまなしホームケア」を導入しました。 また、陽性が確認されてから重点医療機関への入院、宿泊療養施設への入所、ホームケアのいずれかの療養先が決まるまでの自宅待機中に、医師や看護師の健康観察が受けられる「ファーストケア」の運用も始めました。 いずれも山梨大学や県医師会、各地区医師会の協力の下、万全の医療ケアを受けることができます。やまなしホームケアやファーストケアを導入追加(3回目)ワクチン接種の促進 これまでも、発症、重症化リスクの低減と、市町村の接種体制への負担軽減のために、県はワクチン未接種者への接種会場を設置して、接種率向上に効果を上げてきましたが、昨今のオミクロン株や新たな変異株に備えるため、追加接種となる3回目のワクチン接種対象者や1、2回目のワクチン未接種者への大規模接種を2月19日から開始しました。 県内各地でワクチン接種を促進させるため、県立美術館や県立文学館、 アイメッセ山梨(いずれも甲府市)、アピオプラザ都留(都留市)、西桂町きずな未来館(西桂町)に会場を設置しました。大規模接種会場を設置 新規感染者のうち、軽症者や無症状者を対象とする宿泊療養施設に、笛吹市の甲斐リゾートホテルと甲府市のホテルクラウンヒルズ甲府の2施設を追加で開設しました。 甲斐リゾートホテルでは、一部屋に家族が療養でき一緒に過ごすことができます。 宿泊療養施設はこの2施設の169室を加え、全8施設、1,135室を確保して運用をしています。宿泊療養施設を追加開設陽性判明・重点医療機関への入院・宿泊療養施設への入所・自宅でのホームケア陽性者の療養方針ファーストケア療養方針が決定されるまでの間に、自宅待機する患者をオンラインなどで医師や看護師が健康観察を行う県が設置した大規模接種会場(県立美術館)家族で療養できる宿泊療養施設14
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