DXとは、データやデジタル技術の活用がもたらす社会変革を意味しています。山梨県は「誰も取り残さない、人に優しいデジタル社会」をめざし「暮らし・産業・行政」の3分野で積極的にDXを推進します。高齢者も、障害のある方も、外国人の方も戸惑うことなく暮らせる、利便性の高い社会を実現します。 暮らしのDX推進に向けては、現在県内の3町村で、高齢者が使いやすいタブレット端末を使って行政情報などをお知らせする実証事業が県の支援で行われています。また、スマートフォンアプリで配車を予約し、希望の時間に運行区域内の希望の場所まで移動できる、人工知能(AI)を活用したオンデマンド交通の導入を検討している市町村への支援など、今年度は高齢者に限らず、さまざまな方の利便性を高める実証的な取り組みも進めていきます。 介護現場で介護ロボットや情報通信技術(ICT)の活用が進むと、介護にあたる人の負担軽減や作業の効率化が進みます。製造業の現場でデジタル技術が導入されると、競争力や生産性が向上します。林業の現場で森林クラウドやICTを活用したスマート林業を推進することで、生産性が上がり、林業従事者の所得が向上します。また、山梨大学医学部附属病院ではAIを活用した在宅医療支援拠点や、遠隔による放射線治療システムの整備を進めます。 県は、こうしたさまざまな分野で行われる、デジタル技術を生かした取り組みを支援します。 県が持っているさまざまなデータを社会全体で利活用できるようにするための基盤整備や、デジタル技術を最大限に活用して地域課題の解決につなげることができる人材の育成を庁内で進め、DXによる行政サービスの向上に取り組みます。三つの分野でデジタル化を推進産業分野のDXを支援暮らしのDXを進める行政もDXを推進【デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進】誰も取り残さない人に優しいデジタル社会を目指す誰でも使いやすいデジタル技術製造業の技術革新社会全体にデジタルの恩恵を行き渡らせ利便性の高い社会を実現暮らし行政産業AIオンデマンド交通遠隔医療ICT教育防災スマホで申請オープンデータスマート農業観光MaaSマーススマート林業ディーエックス令和4年度当初予算7
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