ふれあいvol.74
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やまなしの〝そうだったのか〟を学生がレポート 最近、電力供給ひっ迫などの電力に関するニュースをよく見かけます。実は電力を安定して供給するのはとても大変なことなんです。 電気はそのまま貯めておけない性質を持っていて、発電量と消費量が同時同量でないと電気の供給が正常に行えなくなり、大規模停電を引き起こします。近年普及が進む太陽光発電の発電量は、晴れの日には多くなり、曇りや雨の日は少なくなります。これまでは火力発電や水力発電などと組み合わせて発電側で調整してきましたが、太陽光そうかい通信山梨大学医学部看護学科2年 竜澤 舞帆さん山梨大学医学部医学科2年 久保田 翔夢さん電力を需要側から調整するために、県では研究を始めたそうですね。はい。太陽光発電で得た電力で、水を分解して水素をつくるP2Gシステムを使って実証実験を始めました。なぜP2Gシステムを使うのですか?天候で変わる太陽光の発電量に高速で対応でき、つくった水素もエネルギーとして活用できるので、二酸化炭素(CO2)を削減できるんです。太陽光で発電した電力を最大限使えるようになるといいですね。そうですね。P2Gシステムで環境に優しい社会づくりに貢献していきたいです。わたしたちがレポートを作成しました !16原子力発電安定的な電力水力発電火力発電太陽光発電P2Gシステムで余剰分を調整家庭工場電気自動車グリーン水素vol.変動する電力供給電力需給のバランスP2Gシステム需要電力脱炭素社会実現のカギは山梨にある08やまなしモデルP2Gシステムで電力需給調整ができるらしい?

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