ふれあいvol.75
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NEWS中東諸国と観光や産業で交流を促進 昨年11月、訪日外国人の来県を促進するため、中東4カ国の駐日大使を本県に招待しました。 バーレーンやオマーン、カタール、クウェートの駐日大使が来県し、米倉山(甲府市)にある水素エネルギーの研究開発拠点や富士河口湖町の「紅葉まつり」など、本県の最先端技術や魅力的な地域資源を視察しました。 また、古代から良質な天然真珠の産地として世界的に有名なバーレーンと日本との外交関係樹立50周年を記念して、山梨ジュエリーミュージアムで開催した企画展「バーレーン王国の天然真珠と宝石」も訪れました。 県ではこうした事業を通じて中東諸国との交流を深め、日本と各国の架け橋になれるよう取り組んでいきます。NEWS火山防災対策の強化を岸田首相に要望 ひとたび大規模な噴火が起こると、溶岩流や降灰などにより、県境を越えた広い範囲で生活や経済活動に大きな支障が出る恐れがあります。そこで県では、令和元年に、活火山を有する23都道県全てが参加する「火山防災強化推進都道県連盟」を設立し、火山防災対策の強化に向けて取り組んできました。 都道県連盟は、防災対策を進めるための施策や予算などに関する要望を取りまとめ、昨年10月、首相官邸を訪れて要望書を提出しました。今回の要望書には、防災対策をさらに強化するため、観測や調査研究の司令塔となる政府機関の設置や、国主導の広域避難計画の作成、火山防災の日の制定などを盛り込んでいます。 今後も関係都道県と連携し、国と一体となって火山防災対策に取り組み、噴火による被害の軽減を図っていきます。NEWSメタバースギャラリー 県立美術館にオープン 県立美術館は令和10年度に開館50周年を迎えます。この節目に向けて県では、同館に「新たな価値を創造する場」としての機能を加え、文化芸術の創造拠点とすることを目指し、新たなビジョンの策定を進めています。 新たな価値創造の一環として、昨年11月、同館では仮想空間(メタバース)上のギャラリーで展覧会をオープンしました。この展覧会では、本県出身現代美術作家の作品をオンラインで鑑賞することができます。遠隔からの展示鑑賞のほか、複数人で仮想空間を楽しむなど、メタバースならではの美術体験やコミュニケーションを体感できます。2月末には新たな展覧会を開催するほか、館内にVR機器を設置するなど、現実の美術館と連携した取り組みも進めます。 県では、文化芸術の振興を通じて地域ににぎわいと心の豊かさをもたらす文化立県を目指し、今後もさまざまな取り組みを進めていきます。VR機器で作品を鑑賞する様子パソコンやスマートフォンなどでも体験できる来県した中東諸国の大使たち岸田首相に要望書を手渡す22ここから下の段は広告です。広告の内容については、広告主にお問い合わせください。

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