ふれあいvol77
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 江戸時代、歌川広重や■飾北斎を士山。これらの絵画は海を渡り、ゴッ 4月、日本の芸術界の中心的な役富士五湖地域の美術館やホテルと連な発表の場を設けることで、若手アーと世界に発信されていくでしょう。に触れ、日々の生活に彩りが加わる 富士山が持つ芸術の源泉としての価値を後世に受け継ぎ、いつまでも芸術家に愛される地域となることを目指し、取り組んでいきます。 富士五湖自然首都圏フォーラムで富士山五合目は、電気も水も引かれて自家発電機の排気ガスなどによる環境負荷がますます大きくなっています。け離れる一方です。世界遺産登録の際物遺跡会議(イコモス)からも、来訪者管理、環境保全、景観保全について改善を要請されており、地元自治体の責任として解決していかなければなり 今ある道路の上にレールを敷き、次世代型の路面電車(LRT)を走すべき多くの宿題が出され、県は地域と協力しながら一つ一つの課題に取り組んできました。しかし、オーバーツーリズムや環境負荷など、いまだ多くの課題が残されています。この問題を根本的に解決し、上質で組みが始まっています。  富士山の麓に、国内最高の観光リ地域「自然首都圏」を創出しようと、推進や環境に優しい次世代交通(グ芸術・文化・スポーツの中心地(アを立ち上げ、地域住民や参画企業・組織と共に、議論を重ねています。ゾート地と最先端の首都圏機能を融合させた、世界に類を見ない先進的県は昨年、富士五湖自然首都圏フォーラムを立ち上げました。フォーラムでは、芸術の街(アートシティ)のリーンモビリティ)の普及、学問・カデメイア)の促進などをテーマに5つのワーキンググループ(WG)このうち、アートシティの推進に向けた具体的な取り組みが始まっています。 富士山の世界遺産登録の際、ユネスコから環境と観光の両立など解決先進的な地域をつくるため、富士五湖地域では、持続可能な観光・地域の在り方を県内外の人や企業・組織が共に考え実行していく新たな取りはじめ多くの画家に描かれてきた富ホなど、当時のヨーロッパの画家たちに強いインパクトを与えました。それから100年以上経過した現在、富士山の麓に広がる富士五湖地域は最高の芸術や音楽を楽しめるアートシティに進化しようとしています。割を担う公益社団法人日展が、このフォーラムに参画しました。日展は携したアート作品の展示会等、多様ティストの育成などに取り組んでいきます。日展の参画によって、富士山の麓には日本中からアーティストが集まり、素晴らしい作品が次々そして、住民は日常的に優れた芸術ことでしょう。は、環境に配慮した次世代交通についても検討を始めています。山梨県側のおらず、観光客の増加により自動車やまた、信仰の山にふさわしい景観づくりも進んでいません。このままでは多くの方が期待するような富士山とは懸にユネスコの諮問機関である国際記念ません。 こうした中、課題を一挙に解決に導く方法の一つとして検討を進めているのが「富士山登山鉄道構想」です。世界に類を見ない先進的な富士五湖地域へ自然首都圏に向けて動き出したアートシティへの道イコモスが鳴らす警鐘WGWGWGWGWG14世界に類を見ない、上質で先進的な地域を目指す富士五湖地域自然首都圏構想富士五湖グリーンモビリティアートシティ富士五湖富士五湖アカデメイアグローバル富士五湖

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