ふれあいvol77
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らせ、来訪者を五合目まで運びます。ん。LRT導入と同時にルートに沿っなくなり、まるでヨーロッパにあるてることでしょう。また、登山鉄道山の四季の魅力を堪能できることから、来訪者の満足度向上も期待できます。欠け、実現には至りませんでした。 そこで県では、まず国内の有識者による検討会を開催し、LRT導入がた。今後は、関係する自治体や地域としっかりと議論を重ねていきます。皆さんも一緒に考えていきましょう。電気で走るため、排気ガスは出ませて電気や上下水道などのインフラを整備すれば、五合目の自家発電による排気ガスの問題も解決でき、環境負荷が軽減されます。道路の渋滞は山岳鉄道のように、美しい景観も保は来訪者数を適正に保つとともに、年間を通して運行することで、富士山登山鉄道ですが、どれも具体性に富士山の環境保全に有効であり、安全性や快適性などの点で最も優れた交通手段であるとの結論に至りまし住民の皆さん、富士山で働く皆さん 持続可能な富士山・富士五湖地域を実現するためにどうすべきなのか、 それは逆だよ。今は来訪者の多くが夏場に集中して押し寄せているのを、年間に分散させながら適正な数にしていく計画なんだ。バスやクルマと違って、鉄道なら運行回数や運行時間をうまく決めれば、お客さんの数をコントロールできるからね。【問い合わせ先】 富士山登山鉄道推進グループ TEL 055-225-3967 FAX 055-223-1651構想をより具体的にもっと知りたい!なぜ登山鉄道を検討しているの? 今の富士山は観光客が多すぎて世界遺産にふさわしくないって言われているんだ。それに今は五合目に電気や上下水道がないので、自家発電機で重油を燃やして発電したり麓から自動車で水を運んだりしなければならないんだ。多すぎる観光客を減らして、このような環境負荷を少しでも軽くするためのアイデアとして登山鉄道を検討しているんだよ。なぜバスではなくLRTなの? 富士山五合目に電気バス・水素バスを導入するにはたくさんの車両やドライバーが必要で、運行上の課題があるんだよ。それに上質な空間と特別な体験を提供できるLRTの方が観光資源としての魅力があるんだ。 観光客や登山者が増えるのでは?神聖な富士山を傷付けるのでは? 今の富士山は多くの観光客や排気ガスなどで本来の神聖さが損なわれている状態なんだ。登山鉄道で観光客数や排気ガスの問題を解決して、信仰の山にふさわしい神聖さを取り戻そうとしているんだよ。それに、今ある道路の上に軌道を引くし、新しい電線も作らないから、自然破壊や環境破壊にはならないよ。自然を守るために自動車から鉄道に切り替えるのは、世界中で常識になっているんだ。訪れる人にはどんないいことがあるの? 「信仰の対象」「芸術の源泉」としての富士山本来の価値を感じることができるし、乗車体験そのものが思い出に残り、満足度も向上するよ! LRTってなに? 今はコンクリートの人工物が目立つ状態だから、LRTの駅を建てるときに五合目全体が自然に溶け込んだ外観になる計画だよ。防災拠点としてシェルター機能も持たせて災害に備えるんだ。五合目はどうなるの?富士山で暮らすオコジョ博士 LRTは新しいタイプの路面電車なんだ。富士山みたいな急な坂道も上れるし、当然排気ガスも出ないから、自然に優しい交通手段だね。今検討しているLRTは電線も必要ないタイプなので、富士山の景色も悪くならないよ。15富士山登山鉄道の終着駅となる新しい富士山五合目のイメージ図世界文化遺産登録10周年! 富士山の普遍的価値を未来へ   かつて何度も提唱されてきた富士

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