日本の象徴である富士山。広くなだらかな裾野を有する独立峰は、ど条件などによってさまざまな表情も持ち、今もなお多くの人々を魅了し今後も関係者と協力して保全のための取り組みを進めていきます。世界文化遺産登録10周年!高が高いだけではありません。雄大よって、古くから多くの人が畏敬の念を抱き、やがて「信仰の対象」となっていきました。また、溶岩などの噴つくられた美しい円すい形の姿は、て、さまざまな作品を生み出す「芸術の源泉」として大きな影響を与えてきました。人と自然が、信仰と芸術を通して共生する姿は、富士山が持つ大きな特徴といえます。 ユネスコ世界遺産委員会はこうしこから眺めても整った姿を見せてくれます。併せて、季節や時間、気象続けています。 この美しい富士山が世界文化遺産に登録されてから今年で10年を迎えました。世界に認められた富士山の価値を未来へと引き継ぐため、県は 標高3776メートル、日本で最な姿と頻繁に繰り返された噴火に出物で少しずつ裾野を広げることで国内外の芸術家の創作意欲をかき立にとって大切な富士山は、世界が守るべきかけがえのない宝となったのです。はいくつものハードルがありました。体が、富士山の世界自然遺産登録をても、静岡県と共に、富士山を後世登録を決定しました。私たち日本人 富士山が世界遺産登録に至るまでに 平成4年に「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約(世界遺産条約)」が国会で批准されると、自然保護グループらで構成される団目指した運動を開始。山梨県においに引き継いでいく決意を示した「富士山憲章」を定め、世界遺産登録への動きを加速していきました。富士山の普遍的価値を未来へ世界に認められた日本一の山順風満帆ではなかった登録までの道のり8浮世絵師・■飾北斎の代表作「冨嶽三十六景 凱風快晴」(山梨県立博物館蔵)たも文高化い的山な、富価士値を山。認しめか、世し界、た遺だ産の標
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