ふれあいvol78
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●出会いから結婚までを手厚くサポート 国の調査では、「いずれ結婚しよう」と考える未婚者の割合は80%台ですが、独身でいる理由として多くの若者が「適当な相手とめぐり会わない」と回答しています。県では、市町村や民間の結婚相談所・企業などと連携した取り組みを行うとともに、異性とのコミュニケーション講座の開催や、結婚予定のカップル等の経済的負担を軽減する取り組みなどを行い、社会全体で結婚を応援していきます。●ライフデザインセミナーの開催 「妊孕率」という言葉をご存知ですか?年齢に応じた自然に妊娠する確率を示す言葉で、年を重ねるごとに低下します。不妊治療をしている方からは、「妊娠しやすい年齢があることを知らず治療で苦労している」といった意見があがっています。 県では、仕事、結婚、子育てなどの人生のイベントを踏まえ、将来の妊娠を考えながら生活や健康に向き合ってもらえるよう、今後大学と連携したセミナーを開催していく予定です。●宿泊型産後ケア 産前産後ケアセンター(笛吹市)では、産後間もない母親と乳児が、宿泊しながら母体の心身のケアや育児相談、沐浴・授乳などの育児サポートを受けたり、不安や悩みを抱える母親同士が交流したりすることができます。県では市町村と共に利用料金の助成などを行っています。●伴走型相談支援 妊娠を届け出た時から子どもが産まれ乳児家庭への全戸訪問が行われるまでの間に、市町村の保健師などが面談(原則3回)を行い、出産や育児の見通しが立てられるようサポートします。その後もいつでも気軽に相談を受け付け、併せて妊婦や子育てに関するさまざまな情報をお伝えします。※詳細は各市町村にお問い合わせください。●SNS(LINEなど)でお悩み相談 不妊治療をすればすぐ妊娠できるとは限りません。いつまで頑張ればいいのか、終わりが見えない不安から心に不調を抱えるケースも少なくありません。県では、こうした不妊や不育、妊娠・出産、流産などで悩みを抱える方が気軽に相談できるSNSの窓口を開設します。また、登録した方には助成制度やイベントのお知らせなどの情報提供を行っていきます。結 婚結 婚にんようりつ7先進医療による不妊治療は妊娠率の向上につながるといわれています。その一方で、先進医療は保険適用外の全額自己負担となるため、経済的な制約から受けられない方がいます。 県では、この先進医療に対する助成を行うことで、不妊治療を行う夫婦の負担軽減を図り、子どもを持ちたいという希望をかなえます。●出産・子育て応援給付金 妊娠・出産時の経済的負担軽減のため、市町村による伴走型相談支援を受けた場合に、出産・子育て応援給付金を支給します。※詳細は各市町村にお問い合わせください。全県民で乗り越える人口減少危機結婚して子どもを持ちたい!結婚の希望を叶える支援の充実「結婚したい」「子どもを持ちたい」こうした希望を実現するには、若い時から妊娠出産について知り、仕事や結婚、子育てなど将来を見据えた人生設計を立てておくことが大切です。県では若い方向けのライフデザインセミナーや婚活支援に取り組んでいきます。安心して子を妊娠・出産できる環境の整備 子どもが欲しい、けれど不妊治療はお金がかかる。相談できる人が周りにいない…そんな不安を解消するため、県では相談窓口や助成制度など、充実のサポートをご用意しています。ぜひ活用してください。悩みを聞いてほしい!妊娠出産期妊娠・出産期経済的な支援がほしい!●先進医療による不妊治療の独自支援

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