ふれあいvol79
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●新ベトナム・クアンビン省幅広い分野で連携し広がる可能性! 令和4年のベトナム政府訪問団の来県を契機に「世界遺産があり観光産業が盛ん」「再生エネルギーに注力している」など、本県と共通点が多いクアンビン省との交流が始まりました。昨年5月に知事が同省を訪問し、幅広い分野で具体的かつ実効性のある取り組みを進めることで双方が合意。9月に同省からの訪問団を招き、姉妹友好県省を締結しました。今年1月には県内高校生が訪問し、現地の高校生と交流することとしています。ブラジル・ミナスジェライス州姉妹締結50周年で交流をレベルアップミナスジェライス州は貴金属の原料供給地で、本県は宝飾産業が盛んという縁から昭和48年に姉妹都市を締結。以来、同州の青少年オーケストラの来県公演や本県学生の短期留学などさまざまな交流を重ねてきました。昨年8月には長崎知事が同州を訪問し、青少年、スポーツ、観光、文化の分野で交流を推進する覚書を締結。11月には同州ロメウ・ゼマ知事が来県し、新たにグリーントランスフォーメーション(GX)、学術・芸術の分野を追加する覚書を締結しました。韓国・忠清北道活発な青少年交流や経済活動に高まる期待アメリカ・アイオワ州民間同士で広がる友好の輪ミナスジェライス州と文化面での交流を協議する長崎知事(令和5年8月)ベーコンフェスティバルでベーコンを焼く山梨とアイオワの皆さん(令和5年10月)山梨でブドウ狩りを楽しむクアンビン省の皆さん(令和5年9月)忠清北道と山梨県の高校生が富士北麓地域で交流(令和5年11月)13共生社会化で豊かさを実現 民間交流が契機となり平成4年に姉妹都市を締結。令和4年に30周年を迎えたのを機に、経済、観光、青少年、スポーツなどの分野で協力する30周年記念合意書を締結しました。令和5年4月には忠清北道の訪問団が来県。11月には忠清北道の高校生10人が富士北麓地域を訪れ、本県の高校生と2泊3日寝食を共にしながら交流を深めました。成田空港からの直行便があり距離も近いことから、今後さらに活発な交流が期待されています。 畜産が盛んなアイオワ州。過去には種豚が寄贈され、そこから県ブランド豚「甲州富士桜ポーク」が誕生しました。今年は県の職員を州立大学に派遣し、豚の受精卵移植技術の確立など、豚についての研究を進めることとなっています。交流の歴史が長い同州とは民間団体同士の自発的な交流も生まれています。近年は同州で行われているベーコンフェスティバルが本県でも開催され、食文化を通じて多くの人々が交流しています。

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