ふれあいvol79
5/24

〈富士山麓先端健康産業集積プロジェクト〉 全ての県民や県内企業がデジタル技術を「普段使い」できるようになり、 近年、デジタル技術の目覚ましい進展によって私たちの生活の利便性が劇的に向上した一方で、個々のニー小企業において小さなことからDXに取り組み大きな飛躍につながるよや実際に使ってみるワークショップ技術や人工知能(AI)などに精通な育成と供給に向けて、研修等によ導・育成を行うとともに、商工会などと協力して中小企業のデジタル課題の解決を行うことで、地域内で人ていきます。ニーズに合ったサービスをオーダーメードで提供する「地域内発型DX」です。全ての県民の皆さんがデジタり、これが県民生活の豊かさにつながっていきます。る「メディカル・デバイス・コリドーこの先約20年成長を続けていくといわれている医療機器関連分野へ進出することで、企業は将来を見据えなります。しかし、医療機器の開発・くのハードルがあります。それに比べ、医療機器メーカー向けに部品や出のハードルが比較的低く、県内企業の高い技術力を有効活用できることから、これを柱に進出促進を図っています。する「メディカル・デバイス・コリドー援や医療機器メーカーとのマッチングなどを行い、令和5年9月時点のきな成果が上がっています。カーの委託を受け半導体を製造する表される生産専門企業(ファウンドリー)の医療機器版を山梨地域全体メディカル・デバイス・コリドー昇につなげていきます。=5誰もがその恩恵を受けられるようDXを推進しています。ズは多様化し、既存の技術や汎用型のシステムでは対応しきれない課題もあります。こうした課題は、普段デジタル技術に慣れ親しんでこそ気付くことができ、また多くの方が使うほどさまざまな視点から浮かび上がります。そこで、県民の皆さんがデジタル技術を日常のものとして生活に取り入れられるよう、また、中う、基礎的な知識を習得できる研修などを実施しています。また、DXを進めるには、デジタルしたDX人材の確保も重要です。現在、県内のDX人材の数は十分とはいえません。そこで、人材の安定的りデジタル技術を身に付けた大学生が中心となって、中高生へのDX指材育成サイクルを確立する取り組み「DX人材育成エコシステム」を進め 本県が目指すDXは、山梨県内で育成した人材が、中小企業の実情やル社会の恩恵を享受できるようにな 高い技術力を持つ県内の機械電子産業の企業に、医療機器関連分野への進出を促し、県内一帯に集積させ構想」の実現を目指しています。た設備投資や継続的な雇用が可能と製造には、法規制の壁や多額の投資、販売まで数年を要することなど、多材料を製造する「部材供給」は、進 医療機器関連分野への進出を支援推進センター」が県内企業の伴走支進出企業数は平成30年度末に比べ2倍以上の157社、支援した企業の生産額の伸びは100億円以上と大 今後は、孫請けなどへの波及効果も期待できる完成品やユニット製品の製造受注への支援を強化し、メー台湾積体電路製造(TSMC)に代で目指していきます。構想の実現で、雇用増加や賃金の上地域の課題解決と人材育成を同時に医療機器関連分野の成長力を山梨発展の推進力にDX支援進学指導・育成中小企業〈総合支援窓口〉〈研究開発・人材育成〉山梨大学〈地元企業との架け橋〉産業技術センター長野県長野県長野県東京都東京都神奈川県神奈川県神奈川県人材育成の循環サイクルDX人材育成エコシステム豊かさを実感できるやまなしを将来世代にも中部横断自動車道須走道路・御殿場バイパス静岡県中央自動車道中央自動車道・富士吉田線 新東名高速道路メディカル・デバイス・コリドー構想メディカル・デバイス・コリドー推進センターファルマバレー大学生中高生

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る