ふれあいvol81
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1R6年度は原則として飼い主のいない猫が対象(飼い主のいる猫については、多数の猫を飼うことにより、周辺の生活環境が損なわれている場合若しくはそのおそれがある場合に限る)で、不妊15,000円・去勢10,000円の手術補助金を交付。(飼い主のいない猫は+1,000円)2離乳前の子猫を2カ月程度飼育するミルクボランティアを募集し、ミルク等の消耗品を支給する事業。3自治会等の地域猫活動の導入経費を助成する市町村への補助制度を創設し、地域猫活動の普及を図る。4譲渡ボランティアの活動に必要な餌等の消耗品を支給し、ボランティアの負担軽減と活動の拡大を図る。人と動物の共生する社会を目指したい──。県は令和2年度から動物愛護指導センターに収容される犬猫の命を救う施策に取り組み、ついに令和5年度に犬猫の致死処分ゼロを達成しました。ただし、著しい攻撃性や苦痛を伴う疾病等の理由がある個体や収容後の死亡を除きます。小さな命のためにできること、みんなで一緒に考えてみませんか?トピックス有泉花葉さんは、結婚前には猫を保護するボランティア活動をしていました。義母のちとせさんが「赤ちゃんから猫を育ててみ今年3月からミルクボランティアを始めた有泉さんご一家にお話を聞きました。5動物の愛護及び管理に関する法律の改正により、R4年6月1日から飼っている犬猫にマイクロチップを装着するよう努めることが規定された。マイクロチップを装着した場合は指定登録機関への登録手続きが必要。*マイクロチップ:直径1.2㎜×長さ8㎜程度の円筒形で、世界で唯一の15 桁の数字が記録された電子標識器具。この番号を使用して、所有者の情報を登録することで、犬猫が迷子になったり災害時にはぐれてしまったりしても、身元を確認することができる。山梨県動物愛護指導センターのポータルサイト開設小さな命を守りたい子猫の命をつなぐミルクボランティア収容した犬猫の致死処分ゼロを達成動物と共生する社会めざして山梨県動物愛護指導センターには飼い主から引き取った犬猫や飼い主が分からない犬猫が収容されます。令和元年度の犬猫の致死処分数は224匹、うち208匹は子猫でそのほとんどは飼い主のいない猫から生まれた子猫でした。生まれて間もない子猫は自力で体温調節や排泄ができないため、数時間おきに授乳や排泄を促す必要があります。しかし全ての子猫に対応することは困難です。多くはやむを得ず致死処分の対象にするしかなく、動物を保護する立場の職員にとっても心が痛む瞬間でした。そこで、県は令和2年度から六つの取り組みを開始。飼い主のいセンターの動 物譲渡対象の犬猫の紹介や迷子の情報、ボランティアや飼い方教室の情報等を掲載。ウェブサイト: https://www.pref.yamanashi.jp/doubutsu/index.html教室等については 山梨県動物愛護指導センター TEL 055-273-5034 FAX 055-273-5614動物愛護指導センターには譲渡対象の犬が散歩する芝生広場がある12   6あるので安支心援でがす山梨県が実施している犬や猫を守るための施策一覧表猫不妊・去勢手術助成金事業ミルクボランティア事業地域猫スタートアップ活動譲渡ボランティア支援事業マイクロチップ装着の普及

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