ない猫や飼い主の引取依頼を減らすための「猫不妊・去勢手術助成金事業(表❶)」は全国でもトップクラスの助成額です。さらに、県に収容された生後間もない子猫を離乳ができる時期まで自宅でお世話する「ミルクボランティア事業(表❷)」にも力を入れてきました。こうした施策が実を結び、令和5年度の犬猫の致死処分数はやむを得ない場合を除いてゼロにできました。しかし、取り組みはそれで終わりではありません。 「動物愛護指導センターのポータルサイト開設(表❻)」のとおり、令和6年3月に開設したサイトで広く情報を発信し、全頭譲渡を目標に、センターでは飼い方教室と譲渡会を毎月開催しています。譲渡会では小型犬を希望される方が多いのですが、センターにいるのはMIXの中〜大型犬や老犬がほとんどです。人に慣れず、引き取り手が見つかりづらい犬でも、職員が時間と愛情をかけてお世話していると、心を開いてくれる瞬間があります。そんな犬猫たちの愛らしい姿を見てほしくて、今年4月からTテikTokで動画配信を始めました。これからもボランティアや各市町村と協力して、人と動物の共生する社会をつくっていきます。たい」と言うのを聞いて、すぐにミルクボランティアのことが頭に浮かんだそうです。 3月初めに動物愛護指導センターに電話して問い合わせると、2日後には講習を受けることに。ミルクボランティアの登録が完了し、3月29日には手のひらサイズよりも小さい4匹の子猫がやってきました。生後間もない子猫は夜中も2〜3時間おきにミルクを飲ませなければいけません。ちとせさんは、「ミャーミャーと鳴き声が聞こえてきたらミルクをあげればいいので、思っていたほどきつくない」と話します。飼育に必要なミルクやペットシーツなどはセンターから支給されます。分からないことがあれば、センターの獣医師に相談することができるから不安はないそうです。一緒にお世話をしてくれているちとせさんの次男・大和くんは小学4年生。大和くんが子猫に哺乳瓶を近づけると、あっという間にミルクを飲み干していました。150g前後だった子猫の体重は、約1カ月で550g〜650gにまで増えていました。すくすく育つ子猫たちの成長は、家族の絆を深めてくれたと感じている花葉さん。「一緒に世話をするうちに、家族同士何でも話せる関係になりました。子猫たちがみんなを笑顔にしてくれます」ミルクボランティアへの預託期間は2カ月間。有泉さんご一家は、健やかに育った子猫たちとお別れすることになります。寂しいけれど、幸せに生きてくれることを願いつつ。TikTokでセンターにいる犬猫たちのかわいい日常動画を配信中!犬猫の飼い方教室+譲渡会を開催しています!当面の日程は次のとおりです。いずれも事前の申し込みが必要です。猫との暮らし方教室7月10日(水)、23日(火)、8月8日(木)、23日(金)犬の譲渡前講習会7月20日(土)、8月13日(火)親子動物愛護教室8月1日(木)、10日(土) ッィクトック 4匹の子猫たちを抱く(左から)有泉花葉さん、ちとせさん、大和くん[問い合わせ先]衛生薬務課 TEL055-223-1488 FAX055-223-149213もっと知りたい!
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