ふれあいvol81
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状を理解し、現状を改善する必要があるというベクトルは共通認識になっていると感じています。現状のあらゆる課題を解決して「世界レベルの観光エリア・やまなし」をつくり上げていきたいと念など、多くのご質問やご意見を伺いました。みんなで議論してより良いものにする「集合知」を築き上げていく一歩だと考えているからです。説明会に参加した計約1180人にアンケートをお願いし、492人の回答をいただきました。詳細はグラフのとおりです。富士山の現状に対しては、75%を超える方が理解が進んだ(「深まった」と「少し深まった」の合計、以下同じ)と回答しました。「富士山の現状に対して、改善は必要だと思いますか」に対する回答は「必要」が80%で「必要でない」は20%でした。大多数の方が富士山の現構想については、理解が進んだと回答した方は65%。理解が進まなかった(「深まらなかった」と「あまり深まらなかった」の合計)は県は、現在提案している構想に固執しているわけではありません。住民説明会でいただいた声はも!      5ちろんのこと、県民の皆さんからのご意見を受け止め、いま提案しているLRT(次世代路面電車)以外の検討も行っています。柔軟な姿勢で、よりよい構想を皆さんとともに練り上げてまいります。また、構想の根っこにある考え方は富士北麓地域に限定したものではありません。構想が目指しているのは、「地域の高付加価値化」にほかなりません。この考え方を県内全域に展開することにより、考えています。こちらに動画[巻頭特集]変わる富士山世界の宝を未来に引き継ぐために富士山の現状に対して、改善は必要だと思いますか35%でした。[問い合わせ先]富士山保全・観光エコシステム推進グループ TEL 055-223-1316 FAX 055-223-1438登山鉄道構想は、地域の価値を損なっているオーバーツーリズムの解消だけではなく、インフラ整備、世界レベルの観光エリア形成など地域の価値を上げることをめざしています構想が実現すれば富士山五合目の本来の植生が復活する。イコモスからの宿題である「信仰の場にふさわしい景観」も整備できるアンケートは富士吉田市、西桂町、忍野村、山中湖村、鳴沢村、富士河口湖町の説明会の際に実施した。山中湖村は設問が異なっていたため、富士吉田市はウェブ回答については設問が異なっていたため、ともに数字に含まれていない。住民説明会の参加者数:約1180人 回答者数:492人 回答率:41.7%回答者の年代は、30代未満:2.0% 30代:5.9% 40代:7.9% 50代:25.2% 60代:27.6% 70代:31.3%必要でない20.3%必要地域の価値への対応ワイヤレス給電なので、架線がなく、新たな開発は必要ない来訪者コントロール自然と調和した駅舎整備による人工的景観の改善電気などのインフラ整備環境負荷の軽減オーバーツーリズム時間軸民間資金も使えないか検討交通システムの整備は「基盤(軌新道など)は公的主体、運行管理は民間」という方式(上下分離方式)を想定しています。 新交通システムを何にするか決めていないため、プロジェクト費の総額は計算できていません。ただ基盤整備は費用がかさむことは間違いないので、国の支援を受けながら民間のお金も活用する仕組みにできないか検討していきます。大規模プロジェクトだけど県はお金を払えるの?79.7%[100年後から見て誇れる 地域づくりのために]世界レベルの観光エリア形成二次交通の整備防災機能の強化

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