ふるさと山梨-中学校版-(デジタルブック版)
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124鳴 沢 村[ Building Narusawa together, to live comfortably and healthily ] 心地よく健やかに暮らせるために みんなでつくる鳴沢村わたしたちのまち人口3,154人 面積89.56㎢ (H27.10.1) 日本の象徴であり,2013(平成25)年6月に世界文化遺産に登録された霊峰富士の北麓に位置する鳴沢村は,標高900mから1,000mに集落が位置する高冷地です。緑豊かな自然に囲まれた高原の村で富士山頂までが行政区域です。 富士山には山頂を目ざして歩く登山道以外にも,一般の人が歩くことのできるルートがあり,その中の一つが奥庭・御庭・御中道というルートで,隠れた人気スポットです。 産業は,高冷地の気候を生かしたキャベツ,とうもろこし,ブルーベリー等の生産が盛んです。また,集落の富士山寄りには,約3,500戸の別荘があり,春から秋にかけては大勢の方が鳴沢村の自然を楽しんでいます。その他村内にはさまざまなレクリエーション施設も完備されており,四季折々に雄大な富士山のパノラマを眺めながら,年間を通してハイキングやスキー,ゴルフ,乗馬などが楽しめる癒いやしの里です。 富ふ岳がく風ふう穴けつとならび富士山麓の代表的な溶岩洞どう窟くつである鳴沢氷穴は青あお木きヶが原はら樹じゅ海かい内にあり,自然の起伏に富んだタテ穴型洞窟で,総延長は約153m,幅1.5~11m,高さは1~3.6mで,内部に二つの大広間があり,環状になっているため,内部を一周することができます。 今から1100年以上前,富士山の噴火により流れ出た溶岩が,徐々に冷めて収縮する際,内部のガスが噴出した後に残った空洞が鳴沢氷穴です。内部には溶岩鍾しょう乳にゅう石筍や,溶岩樹型があります。氷池には,富士山伏流水による見事な天然氷が見られます。(つながりP.34)国指定天然記念物 自然の冷蔵庫 鳴なる沢さわ氷ひょう穴けつ「奥庭・御庭」ってどんなところだろう。氷穴内の温度は何度かな。氷穴の内部に「種貯蔵庫跡」があるそうだけど,何を貯蔵していたのかな。
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