ふるさと山梨-中学校版-(デジタルブック版)
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130上野原市2005(平成17)年に上野原町と秋山村が合併して誕生[ “Symbiosis of city environment and nature environment” Uenohara, eco-city kind to the people and the environment ] 『都市環境と自然環境の共生』人と自然にやさしい環境共生都市“うえのはら”わたしたちのまち人口24,812人 面積170.57㎢ (H27.10.1) 上野原市は山梨県の最も東にあり,首都圏の中心部から約60~70kmに位置しています。また,本県の東玄関として重要な交流拠点となっています。 人口は年々減っており,平成22年に行われた前回の国勢調査と比べて,約2,300人減少しました。 現在は人口減少だけでなく,高齢化などのさまざまな問題が起き始めています。そのため,地域の活性化を図っていくことを目的として,農業・林業・観光の三つの分野で,上野原地域おこし協力隊が活動し,地域資源の発掘や農林業への支援等を行っています。 その他にも,空き家を活用して,市外からの移住を促進する取り組みも行っています。 上野原市には八つの無形民俗文化財があります。一人立ちの三匹獅し子し舞まい(棡ゆずり原はら・西さい原はら地区)や古こ在ざい家けの神かぐら楽舞まい(西原地区),牛倉神社の祭典に繰り出す新町と本町の祭まつり囃ばや子し(上野原地区)などがあり,毎年9月から10月の伝統行事となっています。 これらのうち,獅子舞や神楽舞は,現在の埼玉県秩ちち父ぶ地方や東京都西にし多た摩ま郡から,祭囃ばや子しは現在の東京都町田市や神奈県相模原市緑区根小屋から,それぞれ伝えられたといわれています。 このため,明治や大正時代の若者たちは,それぞれの伝承元へ通って舞の崩れを直したと伝えられています。伝統文化の継承にあたり,各地区の保存会は,後継者の育成や会の存続に尽力しています。市指定無形民俗文化財日ひ原ばらの獅子舞地元では「獅し子し狂くるい」と呼んでいるそうだね。どんな踊りなのかな。

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