山梨てくてくvo.08

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　モリタファームは森田絵美さんの祖父母が始めた桃専門の農園。絵美さんは家族が手塩にかけて桃を育てる姿を見て育ちました。大学在学中にワーキングホリデーで1年間オーストラリアに滞在し、ブラウン・マシューさんと出会い、24歳で結婚。その後はオーストラリアで暮らしていましたが、次第に絵美さんの中で農園を引き継ぐ気持ちが湧いてきたといいます。　「高齢となった祖父母が畑に出るのが大変になってきたと聞いたとき、祖父母と母が頑張ってきたものがなくなってしまうのか…と思うと、とても寂しい気持ちになったんです。それにオーストラリアの桃は甘みが少ない上に香りもなく、私が昔から当たり前のように食べてきた山梨の桃の素晴らしさに、日本を離れたことで改めて気付かされたんです。それで、私にできたらな、という気持ちが芽生えて、帰ってくることにしました」　農園の仕事を母親から学び、経営に携わる中で、絵美さんとマシューさんは移動販売車で、桃をメインにしたスムージーの販売を始めました。海外にも広めたい、山梨の桃のおいしさと産地の魅力。森田 絵美ブラウン・マシューモリタファーム（笛吹市御坂町）さ んさ ん14