山梨てくてくvol.11
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 大学在学中にアフリカに渡り、貧困問題について学びを深めた串田裕梨さん。早川町と出会ったのは、帰国後、復学にかかる学費を稼ぐために探したリゾートバイトがきっかけでした。 「早川町に初めて来た時、衝撃を受けたんです。日本にもまだこういう所があったんだと。川がきれいで山は壮大…。そして何より人々の生きる力強さが素晴らしいと感じました。都会では食べ物や生活用品、足りないものは買って済ませていますが、早川町には足りないものを工夫して作る暮らしの知恵が根付いていたことに感動しました」 その後、自分の進路について模索し始めた裕梨さんは再び早川町を訪れ、縁あってジビエの処理加工会社で働き始めました。そして、町で過ごす時間の中で、いつか自分で宿を開きたいという夢を抱くようになったといいます。 「早川町には、何か思いを持って移住してきた人や、国内外から旅行者が訪れるので、その方々との出会いが楽しいんです。こういう所に来る人は、何か特別なご縁でつながる人なんだろうと感じ、人をもてなす仕事ご縁を紡ぎいつの日か地域の魅力を伝える宿を串田 裕梨赤沢宿 「宿の駅 清水屋」スタッフさ ん 移住先/早川町14

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