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ページID:93389更新日:2020年2月13日

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個人輸入した無承認無許可医薬品による健康被害(疑い)の発生について

 「甲状腺機能亢進の症状がみられる患者(長野県在住、30代女性)が、「ホスピタルダイエット」と称する製品をインターネットを通じてタイから個人輸入し、服用していた」との連絡が、平成28年5月26日(木)に県内の医療機関から保健所にありました。

この情報を受け、当該製品(7種類)を入手して山梨県衛生環境研究所で分析したところ、医薬品成分の含有が確認されました。

 

「ホスピタルダイエット」などと称される製品については、平成14年から死亡事例を含む健康被害が複数の都府県から報告されており、医薬品成分の検出が確認されています。

これらに該当する製品を服用している方は直ちに服用を中止し、健康被害が疑われる場合は速やかに医療機関を受診するとともに、最寄りの保健所に御連絡ください。

健康被害が疑われる製品の概要 

購入時期 平成28年1月

製品名称 ホスピタルダイエット

製品形状 カプセル剤及び錠剤(7種類)(カプセル剤:3種、錠剤:4種)

製品写真

photo1

検出された医薬品成分の概要

 

 番号

形状

検出成分※

作用

副作用

1

錠剤

(楕円、水色)

ヒドロクロロチアジド

降圧作用、利尿作用等

食欲不振、悪心・嘔吐、腹部不快感、脱力感、低カリウム血症等

2

錠剤

(楕円、肌色)

不検出

 

 

3

錠剤

(円形、こげ茶色)

片面にYの刻印

不検出

 

 

4

カプセル剤

(赤色と黄色)

不検出

 

 

5

錠剤

(円形、黄緑色)

ビサコジル

 

大腸のぜん動運動促進作用等

 

過敏症状、腹部不快感等

6

カプセル剤

(青緑色と白色)

不検出

 

 

7

カプセル剤

(茶色と黄色)

フルオキセチン

抗うつ作用等

倦怠感、頭痛、めまい、腹痛、口渇、食欲不振、睡眠障害等

 ※類似事例をもとに17物質を選定し、分析を行いました。

「ホスピタルダイエット」などと称されるやせ薬に関する過去の事例について

  「ホスピタルダイエット」、「MDクリニックダイエット」などと称される製品から複数の医薬品成分が検出されており、平成14年以降、複数の都府県が死亡事例を含む健康被害の事例を公表しています。

これらの事例は、注意喚起のために厚生労働省ホームページに集約されて掲載されています。

 

(厚生労働省ホームページ)

「ホスピタルダイエット」などと称されるタイ製の向精神薬等を含有する無承認無許可医薬品による健康被害事例について

http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/diet/jirei/030902-1.html

健康被害情報・無承認無許可医薬品情報

http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/diet/musyounin.html

 

問い合わせ先

保健所の管轄区域及び問い合わせ先一覧

関連リンク 

山梨県ホームページ

不正流通や個人輸入等による無承認無許可医薬品について(注意喚起)

http://www.pref.yamanashi.jp/eisei-ykm/kozinyunyu_musyonin.html

このページに関するお問い合わせ先

山梨県福祉保健部衛生薬務課 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1491   ファクス番号:055(223)1492

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