ページID:7815更新日:2024年3月29日
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酪農の概要
令和5年2月1日現在(農林水産統計「畜産統計」)の飼養戸数は51戸。飼養頭数は3,450頭です。
本県の酪農は、富士山麓と八ヶ岳山麓における草地酪農と、甲府盆地内の水田酪農として発展してきました。
県産牛乳及び乳製品の銘柄としては、北杜市の「清里ミルクプラント」と富士河口湖町の「富士山プレミアム牛乳」があり、地域の観光産業と連携した販売が行われています。
肉用牛の概要
令和5年2月1日現在(農林水産統計「畜産統計」)の飼養戸数は62戸。飼養頭数は5,250頭です。
飼養戸数及び飼養頭数は、近年横ばい状況が続いています。
また、肉専用種、交雑種でそれぞれ銘柄化の取り組みが行われており、品質の高い黒毛和種の「甲州牛」や本県特有のブドウ粕やウイスキー粕を飼料に加えた「甲州ワインビーフ」が生産されています。
本県の肥育農家は肥育素牛の多くを県外へ依存していることから、子牛価格の変動の影響を受けています。
そのため、子牛生産の拡大を図るうえで繁殖雌牛を供給している県立八ヶ岳牧場の役割が増してきています。
養豚の概要
令和5年2月1日現在(農林水産統計「畜産統計」)の飼養戸数は15戸。飼養頭数は10,300頭です。
飼養戸数及び飼育頭数は平成15年以降増加しましたが、近年は高齢化や環境問題等により減少しています。
本県の銘柄である「甲州富士桜ポーク」は、山梨県畜産試験場(現山梨県畜産酪農技術センター)が開発したランドレース種の系統豚「フジザクラ」の血を継ぐ雌に、同試験場が7年の歳月をかけ平成24年に完成した合成系統豚「フジザクラDB」の雄を交配して生産された豚で、甲州富士桜ポーク生産組合員が飼育マニュアルに基づき統一飼料を与え育て、(株)山梨食肉流通センターでと畜され、山梨県銘柄豚普及推進協議会が定める認定基準に合格した豚肉で、消費者から好評を得ています。
採卵鶏の概要
令和5年2月1日現在(農林水産統計「畜産統計」)の飼養戸数は22戸。飼養頭数は535千羽です。
統計に表れない小規模な経営で、平飼いや自家配合飼料による飼育など消費者と密着した付加価値の高い鶏卵を販売している農家(自然養鶏・放牧養鶏)が北杜市を中心に増加しています。
肉用鶏の概要
1.ブロイラー
令和5年2月1日現在(農林水産統計「畜産統計」)の飼養戸数は8戸。飼養頭数は389千羽です。
ここ数年、飼養羽数、飼養戸数、1戸あたり飼養羽数ともに横ばい状況が続いています。
2.地鶏・銘柄鶏
本県の地鶏・銘柄鶏として、県畜産試験場(現畜産酪農技術センター)が開発した「甲州地どり」「甲州頬落鶏」が生産されています。
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