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ページID:118246更新日:2024年11月17日
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県議会は、令和6年9月定例会を9月26日から10月11日までの16日間の日程で開催しました。
開会日には、長崎幸太郎知事が令和6年度一般会計補正予算案などを提出しました。
提案理由説明で知事は、富士北麓地域のオーバーツーリズム解消に向けて、「富士山登山鉄道構想においては、通年観光の実現に向けた可能性を提案しているところである。一方で、地元関係者の一部からは同構想に反対する声もあり、意見の相違には、積極的に対話の機会を設け、同構想に反対される方々とも真摯に向き合いながら議論を交わし、集合知の形成を図っていく」との考えを示しました。
子育て世代に対する物価高騰対策では、「いかなる経済状況にあっても、子どもを産み育てていくことができるよう、県全体でその環境を整備し、支援を充実させていくことは、人口減少対策の基本である」としたうえで、「各市町村が子育て世帯を対象とした物価高騰対策を拡充できるよう独自の支援策を行う。具体的には、市町村に対する交付金を臨時的に創設し、県が推奨メニューを示しつつも、趣旨に沿えば、幅広い事業に充当可能とする」と述べました。
知事の説明を受けて10月1日、2日、3日、4日の4日間、代表質問4名、一般質問8名の議員が登壇し、子育て世代に対する物価高騰対策やケアラー支援事業などの補正予算案等及び県政全般にわたる諸課題について質疑・質問し、活発な議論を展開しました。
10月7日には、農政産業観光、土木森林環境委員会、8日には総務、教育厚生委員会を開催し、付託案件や所管事項の審査を行い、閉会日には委員長が審査結果の報告を行いました。
定例会最終日の10月11日の本会議には、総額29億2,794万6千円の令和6年度一般会計補正予算に加え、議員提出によるひきこもり支援基本法の制定を求める意見書、私学助成の充実強化等に関する意見書など23案件を可決、同意しました。
卯月政人議長は、閉会のあいさつの中で、「県議会では、開かれた議会の取組、また、県民福祉の向上と県勢の伸展を一層推進し、今後も、執行部と議会が相互に協力しながら、建設的かつ積極的な議論を進めていく」との決意を述べました。